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やっと日本へ本帰国することが決まりました!
既に2月25日、パリ発ANA便を予約済です。 思えば、忘れもしない2005年5月15日に初めてパリに足を踏み入れてから既に4年と9カ月が経ちました。 良い思いで、嫌な思い出、大変な出来事、等、いろいろありましたが、やっと帰れることに素直に感謝したいと思います。 最後の2週間をどう過ごそうか、未だに思案中ですが ![]() 飛ばし飛ばし読みました。 北条家(正確には後北条家でしょうか)が戦国時代の末期に関東地方をほぼ平定したもののやがて豊臣秀吉により滅ぼされること、また、当時北関東で宇都宮家や佐竹家などの諸勢力がいたことまでは知っていましたが、北条家と関東連合軍との間に「沼尻の合戦」という戦いが、織田信長亡き後の豊臣家対徳川家の長久手の合戦とつながりがあったこと、そして北条家と徳川家がこの時期に同盟関係にあったことなどは知りませんでした。 ここまで戦国時代末期における北関東の動きを詳細に解説した本(少なくとも新書版)は今までなかったのではないでしょうか? 著者はあとがきにおいて「この本を書くきっかけになった沼尻の合戦に関する資料が200点以上あり、小字図には陣場の地名が一列に並んでおり、なおかつ合戦の実際の舞台は今もなお当時の自然景観をとどめているため、研究にのめりこんでしまった」と述べていますが、確かにここまでの条件が揃わなければこの本が世に出ることはなかったのかもしれません。 印象に残った点としては、次の点があります。 ① 沼尻の合戦 沼尻の合戦が、かなり大規模だったこと。(もっとも正確な戦闘規模ははっきりしないようですが)そして大規模だったのにもかかわらず、決着がつかなかったこと。 ② 礼銭 この時期、各地域では戦争当事者の領主へ礼銭をおさめ、禁制という文書を買い取ることにより略奪を回避できる手段があったこと ③ 北条家の滅亡 北条家が一旦は豊臣家へ恭順する意思を固めたものの、行き違いなのか、それとも豊臣家側の策略なのか、はたまた北条家側の気の迷いだったのか、とにかくその些細な原因(小さな戦闘及び両家の上楽時期を巡る解釈の違い)がきっかけで北条家の滅亡に至ったこと。 ①③はともかく、②に関しては、あの戦国時代の下克上の時代においてさえ、ここまでルール化されたものがあったのかと、改めて日本社会における一種の規律性を感じました。少し嬉しいような気がしました。 評価:(意外性込みで)5点満点中3点 # by witchmountain | 2009-08-10 02:48
![]() 映画の正式名称は「Harry Potter and the Half-Blood Prince」、邦題は ハリー・ポッターと謎のプリンス 2009年7月16日に、嫁さんと二人で鑑賞しました。 場所は、例の近所のBoulogne Patheの映画館です。 上映二日目ということで、流石に映画館は混んでいました。前回のハリー・ポッターの映画もそうでしたが、フランス人も結構このシリーズは好きなようです。 ![]() さて、肝心の映画でしたが、ちょっと長いかなと思いました。 あの分厚い本の内容を噛み砕いてたかだか2時間半の映画にまとめるのは難しかったのかもしれません。 エンディングが、いかにも「続きがあるよ」という感じの終わり方だったので、まあ盛り上がり方も少し中途半端であったのかなあ、とも思いましたが・・・ それでも、なんだかんだ言ってもハリー・ポッターの世界。恋愛あり、対決あり、そして最後に教授が死んだりと、見せ場もそこそこありました。 まあ、最後の2作で盛り上がりそうな感じなので、次回に期待ですね。 評価:5点満点中4点
(注:残念ながら画像はありません。もし、見つかれば後でアップしたいと思います。)
2009年7月13日の夜に、我が家があるBoulogne-Billancourt市の市役所前で催された革命記念日前夜祭(仏語での正式名称はFÊTE nationale : FEU D’ARTIFICE ET BAL AU COEUR DE VILLE = 国祭日:市の中心部での花火とダンスパーティ)を嫁さんと二人で見に行きました。 目当ては、勿論 「花火」です。 過去数年間は毎年のように遠くから花火が催されているのを発見し、眺めては途中まで近づいて「さあ、これから!」という瞬間に花火が終わるという悔しい(?)思いを何回もしていたので、今回こそは!ということで出かけました。 とは言っても、今回の花火の開催も、嫁さんがたまたま当日ネットで発見しなかったら、そのままで終わっていたところだったので、幸運でした。 これも、今年がフランスでの最後の夏、という前触れなのでしょうか?(是非そうであって欲しいものです) さて、市役所の前までは我が家から歩いて10分少々。気合い満タンで出かけました。 いざ、市役所前に達すると、結構な人が・・・ こんなにこの市に人が住んでいたのか、と思いました。 もっとも、Boulogne-Billancourt市はフランスきっての有名なパリ郊外の都市で、人口密度も欧州で最も高い地域の内の一つであり、人口も2006年現在で約11万人(当然我が夫婦もこの人口の中に含まれています・・・)。となれば、当然これくらいの人が押し寄せて当然なわけですが・・・。 それでも何とかHotel de Ville正面の近くまでたどり着いた我々夫婦は、今か今かと花火&ショーが始まるのを待ち構えました。 ところが、花火の開始時間は22時ということだったのですが、22時半を過ぎても一向に始まる気配がなし。 流石に所謂「フランス時間」に慣れきっているはずのフランス人たちも、だんだん苛立ちを隠せなくなり、あちらこちらで「ぶーぶー」やら「ヒューヒュー」の大合唱。一方、我々夫婦はその光景を苦笑いしながら眺めつつ、日本人らしく静かに待ち続けました。 時が過ぎ、完全に暗くなり、夜の11時頃になろうかというその時、花火&ショーが始まり、途端に周りは大歓声! Hotel de Villeの建物の2階のベランダ(?)部分から登場した女性のオペラ歌手と男性のピアノ演奏者が熱唱する中、次々と花火が目の前の道路、花壇、建物の後ろ等から打ち上げられ、演出のレーザー光線と共に街を明るく照らし出す・・・まさに、フランスでの生活の醍醐味のワンシーンでした。 もっとも、自分はと言えば、こんなに近くで花火を見たことがなく(一部の花火は燃え尽きた後、建物に落下していました。安全第一の日本では絶対にあり得ない光景です。流石はフランス人・・・)、花火が破裂するたびに眩しく、それに拍車をかけるかのようにレーザー光線が肝心の時に目に飛び込んできたりしたので、花火を楽しめたのは3分の2くらいでした。 それでも、近くで見る花火はとても綺麗で、途中演出の音楽が止まるなどの相変わらずのお約束のフランスならではのハプニングがあったにせよ、最高の花火を満喫することができました。 ぶーぶー言っていた周りのフランス人たちも、最後は、大幅に開始時間が遅れたことも忘れ、大歓声でした。 この花火ショーの催し、流石は革命の国フランスの前夜祭という雰囲気&迫力でした。日本も、少しはこのような大胆さを見習っても良いのではないでしょうか・・・? ![]() この本は、実のところそれほど期待していなかったのですが、読み終わった後もなんとなくすっきりしませんでした。 割り箸を擁護する意図はわかるのですが、どうしても割り箸を残さなければならない理由があるのかどうか・・・うーん。 とりあえず、気になったポイントを次の通り羅列してみました。 (1)日本の割り箸の主要生産地は奈良県吉野 まあ、これは納得ですね。 吉野は紀伊山地の麓にあり、良い木材がたくさん入手できそうですしね。 (2)日本の割り箸の99%が輸入で、その殆どが中国産 99%というのは驚愕すべき事実だと思います。 割り箸は、個人的な認識では確か「間伐採した木材」、つまり「そのままでは商品価値があまりない木材」を元に作られていると以前から聞いていました。(まあ、この本でも同じようなことが書かれているわけですが) しかしながら、中国から輸入されている割り箸はどうやら間伐採材を使用せず、割り箸専用に木を切り倒して製造しているようなので、仮に使用している木材が建築や家具の製造用などの利用に適さないとはいえ、環境に良いとはいえないと思います。 そもそも割り箸をほぼ100%輸入に頼っている時点で、「割り箸=環境破壊」と言われても仕方がないような気がしますが・・・ (3)日本の塗り箸の80%以上は福井県の若狭地方(主に小浜市)で生産されている 今度は塗り箸の話です。 塗り箸はレストランでは普通はあまり目にしません。(まあ、もっとも自分が食べているレストランの価格帯が低いこともあるでしょうが・・・) 塗り箸は、何回も使えると点では、今のエコバッグに通じるものがあり、良いと思います。 マイ箸では今後利用が進むんでしょうねえ・・・。 (4)割り箸は樽丸を製造する過程で出る木材の余りを利用することから始まった これは(2)で述べた自分のコメントとかぶります。 要するに、割り箸は歴史的には余った木材から作られていたものなので、割り箸の目的のためだけに木を切り倒すということはあまりそぐわないのではないか・・・そう考えています。 (5)最近の割り箸の材料はヒノキ、スギなどの針葉樹系の木材にとどまらず、シラカバ、シナノキ、アスペン、ポプラ等の広葉樹系の木材の利用も広まっている まあ、これはこの本を読む前から薄々感じていたことでした。 逆に針葉樹系の所謂「良い」木を使うメリットがなくなってきているのでしょう。 (6)著者は、木材の全伐採量から見れば割り箸に使用される比率は微々たるものなので、それほど問題にする必要はないのでは、と述べている この点に関しては、個人的にはどうしても納得がいきません。 そもそも、割り箸を毎回製造するのもエネルギーが必要であり、ましてや間伐採を使用しないのであればやはり資源の無駄使いと言われても仕方が無いことなのではないでしょうか? 環境保護、資源節約の面で考えた場合、やはり何回も使用できる塗り箸のメリットの方が大きいと言わざるを得ません。 筆者は繰り返し箸を使用した場合の衛生面での問題についても述べていますが、これは少し論点が弱いように感じます。 木材資源の減少とともに、割り箸が減少していこと、また、割り箸が有料になること、はいずれも自然の流れではないでしょうか? 割り箸は、ここパリでも日本食のレストランでは使われていますが、中華レストランや韓国料理店では皆無です。 一部の日本食のレストランでは、繰り返し使用が可能な箸を使う店も徐々に増えており、割り箸文化そのものがいずれ大量消費時代の名残として廃れていくのかもしれません。 評価:5点満点中2点 ![]() 英文での原題は「The Last Oil Shock」です。 著者のディヴィッド・ストローン(David Strahan)は、ロンドン在住のジャーナリストです。名前からして生粋の英国人ではないような気もしますが、どうでしょうか? 気になった2点を挙げてみたいと思います。 (1)オイルサンド 本書のP179に、カナダ・アルバータ州におけるオイルサンド(タールサンド)の生産方法についての詳細が記されています。 オイルサンドというのは、ビチューメン(瀝青)という物質です。「瀝青」は聞きなれない言葉ですが、Wikipedia Japaneseによれば「天然または人工の炭化水素の化合物」だそうです。なんのこっちゃ?(笑) そこで、先日読んだ「石油が消える日(ケネス・S・ディフェイス著)」を読み返したところ、P298からP300にかけて、次の記述がありました。 ----- 引用 ----- オイルサンド(タールサンド): 基本的に死んだ油田。油田が侵食によって地表近くにくると小さな分子が蒸発し、貯留岩には殆ど固体のタールが残る。このタールが含まれている砂のことをタールサンド、すなわちオイルサンドという。タール質の石油は砂岩を採掘し、熱湯にさらして石油を分離するという形で採取する。 オイルシェール: 石油が生まれる前の油田。オイルシェールは腐泥岩の一種であり、有機物を多く含む堆積岩である。オイルサンドが油分を含むのに対し、オイルシェールに含まれる油母は地中での加熱や加圧が不十分なため、油分にまで分解していない (ちなみに、オイルシェールは上記の説明だけではわからないので、Wikipedia Japaneseで調べた結果を付け加えています。) ----- 引用終わり ----- まあ、要するにオイルサンドは良質な軽い成分が蒸発した後の重い油の成分が固体状で残っているようなものだと考えればよいのかな、と思いました。 このオイルサンドは、今採取されている液体の石油の枯渇を補う有望な資源であるとよく新聞やメディアでは紹介されていますが、実際問題としてこれらのオイルサンドの採掘及び原油への処理には膨大な費用及び資源がかかります。すなわち、 ・・・露天掘りで掘り出した後、粉砕機で砕き、工業用洗浄装置に送られ、大量の水を使用した後、ビチューメンを採取、ただしそのままでは粘土の高いビチューメンはパイプラインの中を送れないため、天然ガスから作られた水素が加えられ、合成原油となってようやく輸送できるようになる・・・ という工程を経る為、どう考えてもサウジの掘削リグのような簡単な形で取れる代物ではないというふうに書かれています。 まあ、個人的に考えても、オイルサンドをもっと効率よく取り出せる方法を考え出さない限り、今のやり方では環境や水に過大な負荷がかかり、天然ガスまで使用しなければならないわけで、どう考えても高い代物にならざるを得ません。今の液体石油を代替できるのか・・・はてなマークと言わざるを得ません。 著者も同様な考えのようで、コスト及び生産量で液体石油に代われるかどうか、疑問を発しています。 (2)化石燃料に頼る農業及び食料輸入の限界 本書のP162からP168にかけて、現代社会の「無限となった移動空間と安価なエネルギーを前提になりたっている生活」の一つの象徴である食糧生産及びその物流について著者は焦点をあてています。スーパーで購入できる海外産の安価な食料は、現地での安い労働力に加え、輸送コストの安さが頼みの綱であることを指摘しています。 また、自給率そのものについて、著者は母国イギリスを引き合いに出し、こう述べています。 「イギリスの自給率は、じゃがいもで81%、生鮮野菜で59%、果物はわずか9%だ。肉類では、鶏肉が90%、ラム肉が84%、牛肉が71%、豚肉が62%。だが、この数値ですらまやかしだ。ヨーロッパの家畜は、ほかの地域から輸入されたトウモロコシや大豆を原料とする飼料に頼っているのだから。」 そして、現代農業の高収穫性を維持するために大量に使用される化学肥料の主な原料である窒素はその抽出・固定に天然ガスを大量に使用し、また灌漑農業においては大量の水をくみ上げるための動力源として石油に頼っている、など、石油や天然ガスなどの資源がいかに現代の農業に大きな影響が与えているかを説明しています。 著者がこの部分で述べていることに対し、個人的には同意せざるを得ません。この問題は英国一国にとどまらず、いまや世界全体の問題です。 そもそも、今の67億人の人類の人口自体、化学肥料や灌漑農業で食糧生産を増やした結果、食料が余り、それが人口増へとつながったわけですので、今後化石燃料が徐々に減るにつれ、食糧生産も減り、人類の人口は少なくなった食料を巡る奪い合いに発展するでしょう。そうなれば間違いなく戦争になります。 日本は、ただでさえ狭い国土に1億3千万人近く住んでいることに加え、飼料を輸入した上での食料自給率ですら40%を切っています。少子化が進み、日本の人口が減少を始めているとはいえ、今のままでは日本の将来は暗いといわざるを得ません。少子化対策など、もはや必要ないと最近私は考え始めています。 この本は、上記2点の他にも、イラク戦争における米英首脳の裏事情、地球温暖化と石油ピークの関係、石油ピークに関する英国政府の表向きの無関心さ、石油ピーク後の個々に出来る対応など、盛りだくさんの内容です。石油ピークに関心の或る方は、是非一読をお勧めします。 評価:5点満点中4.5点 ![]() 英文での原題は「Hubbert's Peak – The Impending World Oil Shortages」です。 著者のケネス・S・ディフェィス(Kenneth S. Deffeyes)は、1956年に1970年代に米国における石油の生産量のピークを予言したM・キング・ハバート(M. King Hubbert)博士と同じシェル社の研究所に勤めていた人です。 ハバート博士といえば、石油ピーク論者の中では伝説的な人物です。彼が予言した石油生産のピーク及び生産量の頂点を中心とするカーブは「ハバート・カーブ」と呼ばれており、現在世界の石油生産量のピークを予測するのに使われています。 なお、私は石油ピーク論者といっても良い立場ですが、この著作は散文的(まあ、アメリカのこの類の本は和訳して読むと往々にしてあまりまとまりのない散文調の文章の羅列に思えて仕方がないのですが・・・)に書いてあるのにもかかわらず、内容をそこそこ読み飛ばさないで読破することができました。 ディフェイスのこの著作の中で、私が気になった点は次の2点です。 (1) 石油が形成される深さの限界 著者によれば、1万5000フィートよりも深い場所には石油は見つからないとのことです。原因は、1万5000フィート付近での温度はセ氏145度にもなるため、ある程度の地質学的な時間が過ぎれば、この温度中の石油を構成するすべての炭素原子間の結合が切れてしまうとのことです(→P49)。 石油の生成説としては生物の死骸が長期間高温高圧下で液体の炭化水素(つまり石油)となるという「有機成因論」と、何らかの原因により地球内部で生成された炭化水素が染み出してくるという「無機成因論」の二つの説がありますが、著者の言っていることが正しければ超高温である地球内部ではそもそも炭化水素はすべて分解し、CH4=天然ガスの主成分であるメタンになってしまうことになります。 こう考えると、無機成因論はどう考えても分が悪いことになりそうですね。 まあ、もっとも天然ガスだけでも無機成因論が成立すれば、エネルギー問題は少しは解決するのかもしれませんが・・・ (2) 石油ピークの年をほぼ正確に言い当てている 著者は著作のP265において「ハバートと同様の方法を使った他の公表推定値によると、ピーク年は2004年から2009年の間にくる」、同P278において「・・・ロジスティック曲線がはっきり定義できる。数学的ピークは2004年7月になる。2005年と言ってもよい。」 更に同P279において「石油のピークを2009年まで引き延ばすことができる確実な「何か」などない。」と述べています。 現実の世界における石油ピークの時期については議論が多いですが、2008年における石油価格の急上昇を石油ピークを見越した投機筋による大幅な買い越しと見れば、石油価格の急上昇は石油の供給量がピークに達した、または、石油の需要が供給を大幅に上回った結果の二通りの見方が出来ます。2009年6月時点での供給量は需要減退を見越してピーク時の比べて大幅に減少していますので、2009年までに石油の生産量がピークに達するであろう、という著者の主張はかなり確度の高いものといえそうです。 いずれにせよ、石油ピークの時期は、今後数年間のうちに明らかになりますので、その時に著者の主張、また一部の石油ピーク論者が主張している「2005年」や「2009年以前」が正しかったかどうかわかることになります。(個人的には正しいと思っています。) いずれにせよ、石油生産が今後減少することは避けられません。 人類の石油文明は今間違いなく大きな岐路に立っていると私のような素人でも断言できます。 評価:5点満点中、4.5点。 ![]() 2009年6月25日にいつものように嫁さんと、近所のPathe Boulogneで鑑賞しました。 最初はあまり期待していなかったのですが、なかなかの大作だったので、思ったよりも良い印象を受けました。まあよしとしましょう。 とにかく、今回はスケールが大きく、ネバダ州の沙漠からエジプトのピラミッドまで主人公たちが飛び回ります。 途中で、第一作目の仇敵である元秘密エージェントと協力したり、米軍が何故かエジプトで大活躍と、まあとにかく飽きさせない映画でした。 ターミネーターのようなトランスフォーマー女学生が出てきた時には流石に笑いましたが・・・ 暇な人で退屈しのぎを求めている人にはお勧めです。 評価:5点満点中4.5点 ![]() 昨日、近所の映画館で観てきました。 上映開始日(2009年6月3日)から二日目だというのに、席の埋まり具合は3割程度といったところでしょうか?フランス人は結構ターミネータは好きだと思っていたのですが・・・ 映画の内容は、こでまでの3作で、skynet率いるロボット軍団が暗殺しようとしていた人類の「救世主」であるジョン・コナーが今回初めて未来世界で活躍します。 年は西暦2018年。核戦争が2007年に発生した設定になっているので、それから11年が経過していることになります。 しかしながら、この映画での主人公はジョン・コナー以外にもう一人います。2003年に死刑を宣告され、その際に自分の体の科学的な実験対象にすることに同意した死刑囚のマーカス・ライトという人物です。この人、実験により何故かサイボーグ(ただし、心臓と脳は人間のもののままなので、「ハイブリッド・タイプ」です)にされ、本人は気づいていませんが、skynetの謀略に利用されます。すなわち、人類の存続にとってなくてはならない存在であるジョン・コナーと彼の父親(もっとも2018年時点では少年ですが)であるカイル・リースをskynetまでおびき寄せ、抹殺することです。 映画の内容は思ったよりもよく、主役のクリスチャン・ベール(ジョン・コナー)とサム・ワーシントン(マーカス・ライト)も格好よく、過度なCGが使われていなかったせいで、純粋に面白かったですね。 映画ファンの間では必ずしも評価が高くないようですが、私は個人的に「よくぞここまであのT3の失敗から持ち直してくれた」と感じました。思った以上の出来でした。 ただ、プロット上の難点を一つあげるとすれば、何故あそこまで完璧なハイブリッド型サイボーグであるマーカス・ライトを製造しておきながら、わざわざカイルとジョンをskynetまでおびき寄せなければならなかったのか、ということですが・・・。特にカイルの場合は無防備であり、最初の遭遇の時点でいつでも殺害するチャンスはあったはずなのですが??? まあ、でもこの辺りの背景はいくらでも説明がつくようになっているのでしょう・・・ 評価:5点満点中4.5点。 ![]() 「名探偵コナン」。今や全国的、いや、世界的に有名な少年少女向け(?)の探偵ものの漫画及びアニメですが、私がこのアニメを初めて本格的に知ったのは、ここパリに来てからでした。しかも今年(2008年)に入ってから。 元々「名探偵コナン」というアニメがあることはニュースなどで知っていたのですが、出てくるコナンの顔が体と比べて不自然に大きく見え(まあ頭の幅が肩幅と同じで、目が宇宙人なみに大きな小学一年生なんて世の中には存在しないでしょう・・・)、また出てくる登場人物もみな顔が同じに見えたため、見る気が起きませんでした。 コナンを見るきっかけというのは、あの人気ドラマ「相棒」の時と同じように嫁さんがネットでコナンのアニメを流しっぱなしにして、たまに内容を見ながら面白そうに笑っている時があったので、つられて見るようになってからでした。 「名探偵コナン」は10年近くも放映を続けているということもあって、「ドラゴンボールZ」と同じようにいろいろな話が絡み合い登場人物も多くなっており、各エピソードを見ていくうちに、「黒の組織って何だ?」「アガサってじいさんは何者?」などと、興味が沸くたびにWikipediaで調べ、更に関連するエピソードを見る、といった塩梅にどんどんはまっていきました。 最近はルパン3世との共演や、黒の組織との戦いの最新映画が公開されたりと、かなりの活躍ぶりのようですね。 まあ、もっとも今の関心事は コナンはいったいいつになったら終了するのか??? の一点に尽きるのですが。(笑) ![]() 2009年5月17日に鑑賞しました。 この映画も、「スタートレック(新)」と同じく、シャンゼリゼ通りのGaumont系列の映画館で観ました。しかも一人なんと3ユーロ。 見る前からウハウハ気分でした。(流石に観客も多かったですが・・・みな考えることは同じなのでしょう・・・) さて、肝心の映画ですが、バチカンを巡る謎に纏わるサスペンスです。物語は、中世のキリスト教の架空の一派で、科学思想に対して懐疑的な団体であった「イルミナティ」、及び彼らと対決するトム・ハンクスが演じる教授を中心に展開します。中世において、弾圧を受けた結果、「イルミナティ」は一旦消滅したと思われていたのですが、とある現代の時期、次期法王の選定の時とほぼ同じくして次期法王の候補者が4人とも「イルミナティ」を名乗る人物に誘拐され、次々と殺害される事件が発生します。トム・ハンクスが演じる教授は、過去のバチカンの書類に隠された謎を解き明かしつつ、犯人との追跡劇を繰り広げます。 追跡劇もさることながら、私の目を引いたのは、まるで本当にバチカンで撮影したかのような臨場感でした。 私は、2008年8月にローマとバチカンを訪れていたので、映画に出てくる場所の多くは実際に訪れたことがあります。ローマ市内はともかく、バチカン国内は恐らく撮影許可が下りなかったのではないかと想像しますが、それにも関わらずまるであたかもバチカンで本当に撮影したかのような出来でした。CGなのかセットなのか・・・いずれにせよ、あの緊迫感や臨場感は素晴らしいの一言に尽きます。 ストーリーも映像も最高でしたので、トム・ハンクスの是非はともかく、評価は満点でした。 このシリーズの次回作にも期待したいところです。 評価:5点満点中5点 ![]() 三国志と言えば、「劉備、曹操、孫権、孔明」、「魏、呉、蜀」、等のキーワードが浮かびますが、私が三国志という歴史に初めて触れたのは、中学2年の時に肺炎で2週間入院いた時に両親が買ってくれた横山光輝の描いた漫画「三国志」です。作者の描き方が上手だったのか、あるいは元々自分自身の中に歴史好きな側面があったのか、とにかく病院の部屋で一人、朝から晩まで読みふけった記憶があります。 あの時に印象に残っていたシーンの一つに「赤壁(レッドクリフ)の戦い」があります。 当時は、魏の大軍に孫権・劉備連合軍が勝利したんだなあ、くらいにしか思いませんでしたが、今、この「レッドクリフ」という映画を鑑賞してみると、その壮大さが良くわかります。 「レッドクリフ」は残念ながらフランスの映画館では上映されませんでしたので、とあるソースから映像を入手して鑑賞しましたが、スケールの大きさや各人物の描き方は、なかなか良かったと思います。もっとも、最後に曹操が孫権、周喩、関羽、張飛、劉備と相対峙する場面は歴史上では百パーセントあり得ない場面ですが、映画ということでまあ良しとしましょう。 日本の中村獅童が呉の架空の武将である甘興(どう考えても甘寧だが)を、中国語を操りながらうまく演じていることも印象的でした。 嫁さんに言わせれば、Part IIの戦闘シーンが少し長すぎるのではないかということでしたが、まあ、元々この映画は「赤壁の戦い」を描いているので仕方がないかもしれません。 評価:5点満点中、4.5点。 ![]() 2009年公開。2009年5月11日(月)に嫁さんと二人で映画「新スタートレック」を鑑賞しました。 生憎近所の映画館では上映していなかったので、今回はシャンゼリゼ通りまで遠征しました。シャンゼリゼ通りは、メトロのGeorge X駅を中心に映画館が多く、この界隈であれば間違いなく見たい映画は見ることができます。ちなみに、「バイオハザード3」もこの界隈の映画館で見ることが出来ました。 さて、映画の批評に移る前に個人的な思いを述べましょう。 何を隠そう、「スタートレック」は最も好きなテレビシリーズのうちの一つです。 私は子供時代(小1~中2)までカナダで過ごしましたが、午後学校から帰ってきたときに必ず放映していたのがこの「スタートレック」でした。あの頃は、毎週、放映を楽しみにしていたものです。 中学・高校時代になると今度は「新スタートレック」、すなわち Star Trek the Next Generationが放映され始めました。最初は違和感がありましたが、徐々にその世界観の広さや、より未来的になった映像等を楽しむようになりました。 「新スタートレック」では特にボーグが好きでしたね。 もちろん、このシリーズから派生したボイジャーやDS9で登場した他の種族であるドミニオンやスピーシーズ8427もなかなか個性的でした。 一方、「エンタープライズ」はあまり見ませんでした。全エピソードのあらすじをチェックしたりはしましたが、結局あまり楽しめませんでした。 「エンタープライズ」の船や装備がどう考えてもこれらのエピソードよりも後の時代である「スタートレック」よりも優れているということのが原因でしょうか。 時間を超えて攻撃してくる謎の種族がせめてボーグやドミニオンだったら良かったのですが・・・。 さて、映画「新スタートレック」に話を戻します。 もともとここ十年間ほど、スタートレックのフランチャイズそのものが芳しくなかったことは私も知っていました。 それを打破しようと映画「ネメシス」やTVシリーズ「エンタープライズ」が作られたのですが、いずれもそれほど大きな成果を上げるまでには至りませんでした。 そこにきて映画「新スタートレック」です。オリジナルキャストを一新して作るという話を聞いた時に、私は一瞬「えーっ」と思いました。あの伝説的な3人をいじるのかと・・・。 あまり期待はしていなかったのですが、IMDSでの視聴者の評価の高さに少しだけ期待をしつつ、映画のあらすじの内容もほとんど見ないで鑑賞しました。 結論から言うと、「期待以上の出来でなかなか良かった」です。 また、映像技術や文明観が、現実世界が進化した分、いかにも未来の宇宙航行時代というふうな設定で進んでおり、「スタートレック」のようなしょぼいセットが使用されなかったことも幸いでした。 主人公たちの間の絶妙な掛け合いも話の流れもテンポ良く進み、映画を製作した人の力量がかなり良いなとわかった作品でした。 また、旧作で出てきたレナード・ニモイが歴史改編前のスポック(つまり、未来から来たスポック)を演じていたのも、これまでのスタートレックとの整合性を保てている大きな要因となり、なかなか面白い設定でした。 不満点をあげるとすれば、歴史改編の原因となった敵役のロミュランの巨大船がなんか不格好だったことと、終りのエンタープライズの脱出にもうひとひねりがあればな、という程度で、全体としては良く出来た作品だったと思います。 恐らく続編が出るのでしょうが、その時には、スタートレックの歴史が変わったはずなので、是非ともボーグやドミニオンと対決して欲しい、というのは期待しすぎでしょうか? 評価:5点満点中4.5点 最後に余談ですが、今回Gaumont系列の映画館に来て初めて知ったのですが、この週の後半はGaumont系列の映画館でなんと3ユーロ!(直近のレートで計算すると日本円で420円位)で見ることが出来ました。 残念ながらスタートレックはこの破格の低価格で見ることができませんでしたが、次回「天使と悪魔」を見る時には、是非とも3ユーロで見たいと思います。 ![]() 2009年5月8日(金)に近所の映画館で鑑賞。 期待していたよりは良い出来でした。 最初、WolverlineとSabretoothが何故1890年代から生きていたのか、また最初の家での殺人事件の真相がわかりませんでしたが、そういった背景を抜きにして、純粋にアップテンポのアクション映画として楽しむことが出来ました。 最後にXavier教授が、明らかに奇妙な表情(CGで若返らせるとああいう変な表情になるのか?)で満を持して登場したシーンや、若きCyclopのお決まりのレーザー光線暴走シーンなどは過去の3作を思い出して思わず笑顔になりましたが、それにしても良くもまあここまでの出来に仕上げたものです。 エンディングロール後の最後の新宿のバーでのシーンは頂けませんでしたが・・・(苦笑) 次のX-Menのスピンオフ映画である「Magneto」がどのような映画になるのか、楽しみです(笑) 評価:5点満点中、4.5点。 ![]() この本の著者はアナリストです。 私は元々物事を外部から見て評論しているアナリストという人種が好きではなく、この本もたまたま買いました。 今の金融危機を予測できなかったアナリストという所謂専門職の集団が(一部の人を除いて)いかに実体経済からかけ離れた立場から分析し、いかに誤った分析情報を流していたかについては今更いう必要もないかと思います。 「いや、経営者や政府関係者も予測できなかった」と反論される方々もあるいはいるかもしれませんが、「アナリスト」という職業がそもそも経済活動の分析及び職種を生計としている以上、あまり言い訳はできませんね・・・。 それはともかく、この本を読んでの感想です。 (1) 日本:危機感連動型アプローチ、VS 米国:希望駆動型アプローチ まあ、日本人のそもそもの習性として、危機にならないと動き出さないという悪い癖があることは事実です。 もっとも、どこの国でもその点似たようなものだとは思いますが。 日本の場合は周りを海に囲まれた島国なので外敵の心配がなく、呑気でいられるというのも一つの大きな要因でしょう。 ちなみに、欧州は?安定論理駆動型アプローチ? (2) 日本人は子供時代に「書く」ことを学ぶために、アメリカ人とは比較にならない程の学習労力を費やしている。このため、文字文化であるブログの数は日本語の方が、日本よりも人口が遥かに多い英語圏よりも多い。 まあ、これは納得できます。 個人的な経験から言わせてもらえれば、自分は小学校時代の5年間をカナダという英語圏で過ごしましたが、英語の長ったらしい文章を読むのがおっくうになることが多々あります。その点、日本語は漢字で文章をかなり簡略化できるので短くて読みやすい、これは間違いありません。 では同じ漢字文化の中国は?実は中国語のブログも結構多いそうです。いずれ日本を追い抜かす日が来るかもしれませんね 但し、日本語と中国語の違いは「かな」の存在です。日本語の方がかなり柔軟性が高いのではないでしょうか? (3) アメリカ人は公の場とプライベートの場で見せるスタンスが全然違う これに関してはよくわかりません。 アナリストの世界ではそうなのでしょうか? アメリカ人はただ単にプライベートの場で仕事のことを話さないだけなのだと思っていましたが・・・ (4) 郵便貯金が90年代に膨張した理由は経済的な合理性を欠いた金利の設定が原因 まあ、これはその通りだと思います。 というか、「期間10年の長期固定金利(長期固定金利は短期金利よりも通常は高い)が適用されるはずの預金に対しても6か月経過後は引き出し自由」という定額貯金に問題があることはわかりきっていたはずなのに・・・ どう考えても90年代に公共投資をばんばんやるために必要だった財政投融資の元手の郵便貯金を膨らませるための恣意的な政策だったのでしょう。 結果的に米国金融覇権主義への抵抗にもなりましたが。 (5) 「ビル・ゲイツ」 VS 「小金持ち父さん」 格差が大きいか小さいかの違いということですね。 ちなみにここフランスでの格差は日本よりも大きいですが(恐らく)アメリカよりは小さいはずです。 (6)ハリー・ポッターに反対しているキリスト教徒が結構存在する ハリー・ポッターを宗教的な観点から見たことはなかったので、この見方は新鮮でした。 確かに中世に魔女裁判まで実施した欧州においては、ハリー・ポッターのような魔法使いが活躍する世界は見方によっては異端なのでしょう。 もっとも、一般の欧州の人々がそこまで考えてハリー・ポッターを見ているとは思いませんが・・・ まあ、ざっと読んでいましたが、いくつかの点以外は、あまり印象に残りませんでした。 タイトルに引きずられて思わず買ってしまった悪しき例です。 評価:5点満点中2点。 ![]() 「Fallout 3」。 暇だったので、何か面白いゲームはないかとアマゾンUKで探している時に見つけたRPGタイトルです。 最初は、「どうせ例の欧米系のグロいシーンが連続するバイオレンスゲームだろう」と思いましたが、画像が最近良く宣伝などで見るPS3並に素晴らしく、欧米系のRPGを一度試してみるのも良いかな、と思い、購入しました。 何気にこの時期、ポンドが金融危機で暴落しており(昨年の同じ時期に約半分)、安くなっていたのも購入した理由の一つです。 ゲームの内容ですが、プレイヤーが操作する主人公は、米中核戦争が勃発し米国が核の廃墟と化した2077年から200年後の2277年のワシントン D.C. の地域において失踪してしまった父親を捜す旅に出ます。 RPGなので、当然のことながら、さまざまな敵や味方、更には事件や出来事に遭遇しながら主人公のレベルは上昇していきます。また、サブクエストが膨大といっていいほどあり、この世界での移動中もいろいろな新しい発見があるので、飽きません。 エンディング(敵対勢力と戦い、汚染された放射まみれの水をpurify=浄化できる装置の作動)を終了したころにはプレイ時間は120時間を超えていました(もっとも脇目もふらずにメインクエストだけプレイしていればこの半分以下の時間で終了したでしょうが。) この世界は、現実の世界とは異なり、冷戦がずっと続くということを前提に組み立てられているので、この世界では情報端末等の仕様が異なります(例えば小型ノートパソコンやインターネットが存在せず、IBM型の大型汎用機またはキーボードのない携帯通信機型の情報端末、原子力自動車、Fission Battery=核分裂型バッテリーの存在など)。 また、1950年代以降のゲームの世界のワシントンD.C.は現実世界と異なった発展を遂げたので、現実世界のワシントンD.C.にはない建物やメトロの駅があります。もっとも、アメリカ合衆国議会議事堂やワシントン記念塔等は、廃墟に近い状態でしたが、残っていました。 (ホワイトハウスは核爆弾の直撃を受けたので、大きい穴でしか存在していませんでしたが。) このゲームはグラフィックもさることながら、意外に今後の世界の進み方の一つの可能性(もっとも核戦争による荒廃は絶対に起こって欲しくない可能性でもありますが)を現実的に示していることもあり、Civilization IVと同様に何かと考えさせられるゲームでした。 良かった点は次の通りです。 ① リアリティのある設定 この仮想世界の設定は概ね次のようになっています(Fallout 3 Wikiより)。 ・冷戦が終了せずに、東西陣営に分かれたまま、21世紀まで持続する。 ・米国政府が強権化する。 ・石油等の化石燃料が枯渇し、原子力への移転が遅れる中、人々の焦燥が高まっていった。 ・化石燃料の枯渇と共に2052年に国際連合が崩壊、 残り少ない石油資源を巡って欧州は中東と石油を巡り戦争を始める。 ・2053年に米国は超疫病の出現を理由に国境を閉鎖、一方テルアビブ はテロリストの核兵器により破壊される。2054年に米国はこ れに呼応する形で、核シェルター(Vault)の製造を始める。 ・2060年に中東の石油は枯渇、欧州は分裂する。 ・2066年に中国は最後の石油資源が眠るアラスカへ侵攻、 10年後にようやく終結。その後、両陣営は残り少なくなった資源を 確保するために他の近隣諸国を次々と占領。2076年に米国はカナダを 占領する。2077年に米国はアラスカを中国から取り返す。 ・2077年10月23日に核戦争が勃発。米国の影の政府であるEnclave は太平洋上の石油リグへ避難。 資源(特に石油)の枯渇、資源を巡る戦争、等、現実世界の将来を少なからず予感させるような時間軸となっています。 私も、このゲームをプレイしながら、幾度となく、「50年後の将来にはこのような世界になっているかもしれない」という、漠然とした不安を感じました。 ② 国際関係 米中が明らかな対立軸として描かれています。 これも、現実世界では決して滑稽な話ではなく、今後、現実として起こり得ます。 なかなか上手な、リアリティのある設定だと言えます。 ③ グラフィック このゲームのグラフィックは「最高!」としかいいようがありません。 ワシントンD.C.の風景、人々、建物、等が本当に存在するかのような綺麗な画面で表現されています。 このゲームはPS3やX-Boxでも同時に発売されたようですが、これだけのクオリティのある映像をPC画面でも表示できるのであれば、別にPS3を購入しなくても良いのではないか、と思う位です。 まあ、戦闘シーンで敵の頭や目玉や腕が吹き飛ぶシーン等は流石に「グロい・・・」と思いましたが、それさえ除けば、ほぼ満点の出来です。 ④ 戦闘 戦闘に関しては最初は敵に向かってめくらめっぽう撃っていたのでなかなか当たらずかなり苦戦しましたが、照準システムV.A.T.S.を使うようになってからはどんなピンチの時でもいったんゲームの進行を停止させて自分の狙った場所へ打つことができるようになったので、だいぶ楽になりました。 それでも敵が強い場合や、いきなり襲ってきた時には、かなりの冷や汗ものですが、この緊張感がまた良いですね。 ⑤ ゲーム進行の自由性 クエストはメインクエストとサブクエストとに分かれていますが、ある程度メインクエストを進めたら、サブクエストばかりこなしても一向に問題はありません。主人公は自由に動き回り、好きな所へ行くことができます。 これは、ファイナルファンタジーのメインシリーズやドラゴンクエストとはかなり異なる点で、面白い点でもあります。 ファイナルファンタジー13もこんなふうに作れれば面白いのではないかと思います。 もしかしたら、日本のゲーム開発力は落ちてきているのかもしれません。そう危惧するほど、このFallout 3 の出来は良いとも言えます。 日本はゲームに限らず政治や経済面でも最近は内向き志向であり、気になるところです。 一方、物足りなかった、あるいは違和感を感じた点は次の通りです。 ① エンディング 何故、主人公や主人公の味方であるBrotherhood of Steelが、浄化装置の作動のためにEnclaveと戦わなければならなかったのか、いまいち良くわかりませんでした。 双方の単なる勢力争いなのか? 浄化装置を作動させることが人類にとってもっとも重要であるという認識で一致しているのであれば、Enclaveの「大統領」亡き後、別に敢えて争う必要はなかったのではないかと思いました。 ② ワシントンD.C.における中国人兵士の存在 何故かワシントンD.C.のペンタゴンのすぐ近くに中国人兵士がいました。 設定では核戦争の前に既に侵入していたということでしたが、いつ来たのかはともかく、米国が敵対する中国人兵士を野放しにしておくわけがなく、少々妙な設定に思えました。 ③ 中国を明白な敵対勢力として描いていること この点に関しては、少し複雑な気持ちです。 このゲームの世界では、何故かソ連が米国の敵対勢力として登場しません。 Fallout Wikiの設定を読む限り、米中対立とは裏腹に米ソは協調路線をとったということですが、仮に共産党国家であるソ連が冷戦時代のままずっと続いていたのであればソ中関係も比較的良好に推移したはずであり、この設定は無理があるように思えます。わざとソ連(今のロシア)を敵対勢力にしなかったのではないかという製作者側の意図が見え隠れしているような気すらします。 というのも、今の現実世界の国際政治においても米国はロシアよりもむしろ中国を潜在敵国として扱うようになってきており、このようなゲームが製作され人気になると、米国人の対中国観の悪化につながる可能性があるからです。 米国の今の雰囲気をこのゲームが映し出しているような気がするのが気になります。 ④ 5分に1回のペースでゲームがクラッシュする 私がこのゲームをプレイしているパソコンはデルのInspiron 1520で、内臓しているグラフィックカードは NVIDIA GeForce 8600GTというかなり最新の部類に入る製品ですが、ゲームの画像処理が追い付かないせいか、5分に1回のペースでゲームがクラッシュしました。 まあ、これもそのつどゲームを再起動すればすむ話ですが、面倒であったことは確かです。 このゲームの続編「Broken Steel」がMicrosoft Game Liveのダウンロードにて2009年4月に発売される予定ですので、機会があればこちらの方もプレイしてみたいと思います。 評価:5点満点中4.5点 ![]() なかなか読む気になりませんでしたが、購入してから約半年後、ついに読み終わりました。 筆者は、とあるリゾート・マンションの一棟を保有しており、ふとしたきっかけ(管理会社からの大規模修繕用の30万円の臨時負担のお願い)を機にマンションの管理組合の理事長として、マンションの管理費及び修繕費などの削減のために尽力した経緯を描いています。 私も、日本に住んでいた時にマンションの管理組合の理事に1年間任命されたことがあり、その時は「この仕事の忙しい合間に何でこんなことをしなければならないのか・・・」とぼやきながら、自転車の管理状況等を仕事から帰った後の深夜にチェックしていた時もありました。 もっとも、あの時は私は独身でマンションには土日にしかいなかったのでそのような甘い考えを抱いていましたが、今振り返ってみれば自分の住んでいる場所の管理が大事だな、と改めて思います。 多分、今度日本に帰国してあのマンションに入居した後、再び管理組合の一員に任命されれば、前回よりは遥かに真面目に「業務を遂行」したいと考えています。 この本で対象となっているマンションは、普段人が住んでいないリゾート・マンションなので、「住民」の管理費削減に対する真剣度は、通常のマンションと比べてかなり低いので、その分筆者も苦労しています。 また、ある時には裁判沙汰に巻き込まれてしまい、筆者が破産する可能性すらあったとのことで、管理組合の理事長という職はつぐつぐ割に合わないものだな、と感じました。 もっとも、この筆者は競売のかけられたこのリゾート・マンションの別室を、記事を書く目的で購入したとのことですから、余程マンション管理に関して情熱があるのでしょう。 読破後、筆者の記述内容で気になった点をあげてみます。 (1) 管理コストの削減には「相見積」が極めて有効 これは、別にマンション管理費に限らず、どのような内容の見積を取る場合でも有効です。 そういう意味では「電気料金」や「通信料金」の自由化も、消費者側からすれば決して悪いことではありません。 ただし、自由化が行き過ぎれば低価格化=低サービス化を招きかねないので、国が全く規制をしないような状態は望ましくありません。 (まあ、官僚規制国家の日本では逆にもう少し自由化すべきでしょうが) (2) 修繕費見積の検証の際には、たとえ有料でも管理会社とは全く関係のない独立系の建築士に依頼すべき これも当然のことです。 問題なのは、そのようなことを理事長や管理組合の一員として「無報酬」でやろうとする意欲のある人がいるかどうかなのでしょうが・・・。 (3) 理事会だけで全作業をやるべきではなく、全住民を何らかの形で巻き込むべし これも極めてごもっともな意見です。 どのように全住民を巻き込むか、これこそ理事長や管理組合の手腕が問われるところでもあるでしょう。 (4) 余談だが、自分の家の電気代を安くしたい場合にはブレーカが落ちない程度まで契約アンペアを下げるのがこつ 確かに言われてみればその通りです。勉強になりました。 筆者の話では、電力会社に電話一本入れるだけで無料でブレーカの取り換え工事をしてくれるとのことです。 アンペア数を数十落とすだけで月間の基本料金が数百円安くなるので、電気代を節約したいのであれば、この方法は極めて有効です。 もっとも、夏にガンガン冷房をつけるような家庭ではこの方法はちと無理ですが・・・ (5) 本革張りの家具は品質は良いが、こまめな手入れが必要な上、数年経つとひび割れやカビが発生する可能性が高い。 確かに日本ではそうでしょうね・・・。ここフランスは乾燥しているので、長持ちするでしょうが・・・。 カビの発生は湿度大国日本の欠点でもあります。 (6) 都会のマンションの場合、居住者の生命に直結する以上、例え料金が払えなくても状況によっては水道を止めてはならないという判例がある。 この場合、「状況によっては」がミソでしょう。 個人的には料金が未払いの場合、ある程度の期間が過ぎて度重なる警告を送っても無視された場合には止めざるを得ないと思いますが。 (7) 原始契約(新築のマンションを購入した時、規約集の中に綴じ込まれた用紙に購入者が署名捺印をして、売主に提出するが、それを束ねたもの)の紛失には気をつけるべし。後々の争いの元となりかねない。 筆者は現実に、原始契約の紛失を理由に裁判を起こされた、とある住民を撃破するのにかなり苦戦をしています。 私も、今のマンションを購入する際に署名捺印をした記憶がありますが、うちのマンションははたして原始契約をきちんと保管しているのでしょうか・・・?非常に気になるところです。 まあ読んでしまえばあっと言う間の内容でしたが、なかなか勉強になる内容が書かれてありました。 今後、もし管理費を巡って管理会社と対決するようなことにでもなれば、参考にしたい書物です(ニヤリ) 残念だったのは、筆者の体験が主として書かれていたので、物足りなく感じたところです。 日本における全体的な現状などがもう少し詳しく触れられていれば、良かったと思います。 評価:5点満点中3.5点。
2009年は、公私共々、かなりの大変化が起きると感じています。
年明け早々、イスラエル軍のガザ侵攻、インドとパキスタンと間の緊張の高まり、ウクライナ・ロシア間のガス供給の対立と、ネタには事欠かない状況になってきておりますが、世界が大不況に向かって突き進んでいる現在、何が起きてもおかしくないと言える状況になりつつあります。 そこで、今後の世界及び日本の情勢について大胆な、そして根拠の全くない、個人的な予測をここにまとめてみます。 (1) 日本 ① 景気の更なる悪化、失業率の増大、社会不安及び混乱の拡大、治安の悪化 (A)2009年は通年でマイナス成長。 特に1-3月がひどく、4-6月は若干回復するものも期待外れ、7-9月も低迷。 4-6月よりは7-9月、7-9月よりは10-12月が若干良いものの、 マイナス成長が続く。 (B))2009年3月期に赤字決算への転落、及び、大リストラを発表する 一部上場企業が続出。 輸出主体の業界(自動車、電機など、列挙すればきりがない)及び 今後過剰供給となる内需関連業界(マンション、百貨店、マスコミ、 広告業界等、これも列挙すればきりがない)で合従連合が進む。 (C) 失業率は2008年11月時点では3.9%だが、2009年秋までには 6%前後にまで上昇する。職を諦め、生活保護を受ける人が急増する ため、実体はもっと悪くなる。 (D) 治安は悪化する。強盗、詐欺が2008年度以上に増加し、また 凶悪犯罪も増える。日本人よりも過激な外国人労働者 がデモを起こす可能性がある。 (E) テレビにおけるシリアス系番組の増加及びお笑い系番組の減少 ふざけたお笑い番組など見ている余裕が いよいよなくなる人が増加する。 まとめ:バブル崩壊以降も輸出主体(製造業の保護政策)で無理やり 経済を維持してきた日本経済が未曾有の危機に陥る。製造業 保護のための国策を一刻も早く打ち出す必要がある。 ② 政治の激変 (A) 3月以降の政界再編 景気が回復せず、いくら待っても政権与党でい続ける限り選挙に不利 になることがわかれば、衆議院選挙前に自民党の一部が分裂して新党 を結成する可能性がある。 (B) 民主党連合政権の誕生 恐らく衆議院選挙後に成立するだろう。 ただし、小沢は本来原理主義者でまとめ役ではなく、民主党も元々は烏合の 衆なので、1年やそこらで政権は崩壊するか、かなり形が変わっているだろう。 (C) 共産党の躍進、公明党の衰退 共産党は、失業率の増大とともに、勢力を再び伸ばすだろう。 一方公明党は既にイメージが悪く、今後若年層の支持の増加は 見込めないことから徐々にではあるが衰退する。 まとめ:冷戦後の対米従属政策及び利権配分政党として 日本の政治の中枢に居座り続け、能力があるかどうかわからない 2世3世のボンボン議員が大半を占めてしまった自民党には、 今後の世界の激変の中で日本をリードする能力はない。 早急に政権を明け渡すべき。 (2)世界 ① 米国 (A) 経済の大幅悪化 ブッシュ政権初期から続けてきた諸バブル(軍事費、不動産、金融) がいよいよはじけ、金融収縮及びそれに伴う景気後退により経済成長率 はマイナスとなる。 日本よりも落ち込みはひどいかもしれない。 (B) オバマ旋風の終焉 オバマ旋風はもって今年の秋まで。それ以降は幻滅感が 大衆を支配するようになり、オバマはその時に閣僚を交代させる かもしれない。オバマが本領を発揮するとすれば、むしろ秋以降か? (C) 未曾有の財政支出、自動車業界の準国有化、がしかし・・・ 失業率の悪化を食い止めるため、オバマ政権は大規模な 財政支出(70兆円規模?)で200万人の新規雇用を生み 出そうとするが、目標達成できずに実質的に失敗。米ビッグ3 のうち、GMは危機的状況に陥り、クライスラーとともにチャプター 11を申請。 米国の景気低迷は続き、失業者は増加、社会不安は増大し、 米国社会は不安定化する。 まとめ:そもそも借金依存症の米国においては 2008年前半期までの景気のレベルまで戻すことは当面不可能。 そのことに気づかない限り、米国は泥沼に陥る。 デフォルト宣言(リセット)でもすれば別だが。 ② 欧州・ロシア (A) ロシアの強権化、対外強硬政策 ロシアの経済は今年、デフォルト寸前まで行くだろう。 従い、経済および政治の混乱を回避するため、プーチン= ネドベージェフ政権はこれまで以上に強権化する。国民の うっぷんのはけ口のため、地域限定戦争に打って出る 可能性がある。 (B) 欧州の景気低迷、社会不安の増大、社会主義化、財政支出の拡大 英国、スペイン、及び殆どの東欧諸国において景気が急速に悪化し、 失業率が増大、社会不安が高まる。 比較的ましなのはフランスとドイツ、及び元々長期低迷が続いていた イタリアだが、いずれにせよ景気悪化及び失業率の上昇は 避けられない。しかも、今やEUとして通貨や金融政策も統合して いるので好景気時とは逆に他国の悪影響を受けやすくなる。 失業率の増大及び社会不安を食い止めるため、より 社会主義的な政策が導入され、財政赤字は激増する。 ③ 東アジア (A)中国における治安悪化・暴動の激増、対外強硬化 中国について一つ確実にいえることは、先進国相手の輸出主導 の経済成長はもはや終わったということ。 今後は内需拡大を進めるしかないが、日本とは違って自国の製品 すら信用しない中国人がどれだけ内需を拡大できるのか? 疑問である。 経済成長率は良くて7~8%台、悪ければ5%台にまで落ち込む。 日本と違い、中国では貧民層に属する人たちが圧倒的に多く、 この経済成長率の低下は中国崩壊の引き金をひきかねない。 当然、中共は力で抑えようとするだろう。2009年末までに力の 行使がおきるかどうかはわからないが。 日本との摩擦が激化することは間違いないだろう。 もっとも、結局のところ米中の対立になる。 そもそも米国と中国は貸し借りの関係にあり、石油等の戦略資源 を巡っても競合しているため、いずれは利害が対立する。 (B)韓国のデフォルト、北朝鮮の政権異状、 そして朝鮮半島における中国の影響力の増大 韓国は今のままでいけば確実に2009年度中にはデフォルト もしくはそれに類似する状況に陥る。 日本でさえもが輸出の急減速により2008年12月は大幅な貿易赤字 を計上しており、日本よりも外需依存度の高い韓国が2009年度中も 耐え切れるかどうかは疑問。 一方、北朝鮮ではタイミングを見計らい、金正日の死亡が発表される。 それと同時に中国寄りの政権が誕生するだろう。 韓国がデフォルトすれば、恐らく中国主導で支援が行われ、 中国の朝鮮半島における影響力が一気に増すが、韓国に関しては 最終的には大国の協調管理という形になるだろう。 ただし、朝鮮統一はありえないだろうが。 このようなことが実現する場合には、恐らく米中(そして程度の差は あるが日ロ)の合意の下で行われるだろう。 もっとも2009年度中にそうなるかどうかはわからないが。 (C)台湾 韓国とは違い、台湾に関しては米国はなかなか中国の影響力 の増大を認めようとはしないだろう。 何故なら台湾が中国の支配下に入った場合、米国の中国系社会 を通じて米国本土に及ぼす安全保障上の影響は大きく、 また地政学的に見ても中国へ太平洋進出のフリーハンドを 与えることになるため、米国にとっては許容しがたい。 従い、現在起きている中台融和の雰囲気はオバマ政権が 本格的に始まれば、いずれ逆流すると予想する。 もっとも、台湾が自ら中国依存を深めるのであれば、こうはならないが。 なお、台湾に関しては経済よりも安全保障面の観点から 米国は対応するはずである。 ④ 中近東 (A)米国のイラク撤退は進まない オバマは米国のイラク撤退を公約しているが、イラク、 そして中東に莫大な石油が残っている限り、米国はイラクに 居座り続けるだろう。 恐らく、今後、イスラエル紛争の激化をきっかけに、 何らかの理由で米国とイランは極度の緊張状態に陥るだろう。 そうなれば、米国はそれを理由にイラクに居座り続けるに 違いなく、オバマが仮にイラク撤退を進めようとすれば その時には彼の身が危なくなる(2010年以降だろうが)。 なお、米国は自国及び自国へ全供給量の25%前後を 占めるメキシコの石油産出量が減り続けるので、 今後米国は中東石油への依存度が否応なしに増加する。 従い、時間がたてばたつほど自国社会維持のための石油 供給の継続性の観点からイランを攻撃することが難しくなる (イランと戦争を始めれば、イラクの場合とは違い、 ホルムズ海峡の航行が長期間に渡り難しくなる可能性があり、 世界経済にかなりの悪影響を及ぼす)ため、今の大不況が 続き石油の需要が減退する時期が終了する2010年頃 までには米国はイランに対して何らかの行動を起こす 可能性が高い(石油価格の底上げも狙うだろう、 そうすればロシアも反対できなくなる)。 (B)イスラエルの衰退は当面ないが、徐々に進む 世間一般では米国のユダヤロビーにより米国は イスラエルの言いなりになっているという見方があるようだが、 実態は全くの逆だろう。すなわち、超大国米国の意向に イスラエルは従わざるを得ない。 もちろん、米国の支配層がユダヤ系で占められていれば イスラエルを引き続き擁護するだろうが、金融力が今後大幅に 衰える米国がこれまでの規模で支援を続けることができるか は不透明。 しかし、だからといって米国は中東の要としてイスラエル を引き続き(規模はともかく)支援するだろうから、 イスラエルがすぐに滅亡することもありえない。 従い、イスラエルは今後も自国周辺の状況を見て、 あるいは米国との協調の下、地域戦闘を開始したり停止 したりするだろう。 もっとも、10年後にこの国がどうなってるかはまではわからないが。 まとめ:世界は確実に2009年以降不安定化する。 地域的な紛争が多くなるだろう。 (C)その他、今後10数年の展望 今後、エネルギー・鉱物等の資源の生産量の減少、地球環境の破壊 に伴う水汚染や食糧生産量の減少が否応なしに注目されるだろう。 2008年前半の商品市場の高騰は確かに投機資金の流入という 側面はあるが、投機筋は値上がりすると予想して買いを入れたのであり、 長期的に商品市場における価格が上昇することは避けられない。 人類の現代文明及び人口増加はほぼピークに達し、2010年代 のいずれかの時点でほぼ横ばいに転じ、その後、徐々に減少を 始めるだろう(大規模な戦争が生じれば減少スピードは一気に速くなる)。 また、資源の枯渇とともに、各国の利害がむき出しになり、今までのような 世界協調は難しくなる。地域紛争が増加し、かつてのような貿易量は もはや望めないだろう。否応なしにブロック経済化が進む。 省エネ・循環型社会に一刻も早く移行した国が来る混沌とした 未来の中で勝利者となる(もっとも今の技術水準では大幅に人口 を減らさない限り、循環型社会への移行は難しいが。)日本も仮に 少子化現象がなかったとしても今の1億2千万人という人口の維持は できなくなるだろう。 <終わり> 長々と書いてきましたが、今の世界が大きな転換点に来ていることは疑いようがなく、有限の惑星である地球において人類がいかに協調して生きていくか、あらためて我々人類のホモ・サピエンスとしての叡智が問われることになります。 ![]() うーん、一言で言って、噛みごたえのないガムのような本でした。 言っていることはごくごくまともなことなのですが、まだ面白く読めたのは第一章の著者の投資銀行へのめりこんでいった経緯までで、第二章以降は書いてあることが平たく感じるほど退屈してきたので、途中で読破するのをやめました。 まあ、一読した限りにおいては当たり障りのない内容ということでしょうか。優等生の書く教本と言ってみれば良いのでしょうか・・・。 恐らく2007年に金融危機の先駆的な信用バブルの崩壊が発生してから書き上げた本なのでしょうが、著者の文章力がないのか、あるいは書いてある内容に問題があるのか、個人的には兎に角満足ゆく内容ではありませんでした。 ただし、結論で述べてある「無極化する資本主義」の内容に関してはそのかなりの部分が同意できました。 ということで、「感想」とはとても言えないのですが。この本を買うために1,700円も払ったのかと思うと、やりきれない気持です。 やはりネットでこのような高価な書籍を買うと当たり外れがあった場合にがっかりするので、今後はネットでは極力ソフトカバーの本を買うようにします。 評価:5点満点中1.5点 ![]() 12月のクリスマス休暇時に、電車やホテルの中で読破しました。 スイスという国は、 ① 永世中立国 ② ユーロ圏のど真ん中にありながら、ユーロが通用しない ③ アルプス山脈 ④ チーズフォンデュ しかイメージがありませんでした。 今回、この本を読んでみて必ずしもそのイメージが変わったわけではありませんが、スイスという国が周辺の強国及び強力な支配者から自らを守るために地域単位で同盟を結んだことから始まったというくだりが興味深かったですね。 一つ面白かったのが、スイスは永世中立国ですが、必ずしも他の欧州諸国から快く見られていない側面(ナチス金塊の洗浄疑惑など)があるということ。 日本人の私からはスイスは「アルプスの国」という「良い」イメージしかありませんが、欧州の国々はスイスに限らず、いろいろな側面があるということなのでしょう。 (まあ、日本にも多かれ少なかれそのような側面がありますが) 今回、いくつかスイスの地名が出てきたので、紹介します(いずれもWikipedia Japaneseより引用)。これらの場所は、いずれもアルプス縦貫トンネルが走っている場所です。 ----- Wikipedia Japanese より引用 ----- モン・スニ峠 モン・スニ峠(Mont Cenis)は、アルプスでイタリアとフランスを分ける峠である。峠自体はフランス領にある。 1947年の第二次世界大戦に敗戦の折り、イタリアは休戦協定として峠のイタリア側をフランスに割譲した。自転車レースツール・ド・フランスでたびたび勝敗を決する分岐点にもなっている。 ブレンナー峠 ブレンナー峠(独:Brenner)は、オーストリア・チロル州とイタリアトレンティーノ=アルト・アディジェ特別自治州の間に位置する峠である。イタリア語読みではブレンネロ(Brennero)。標高は1375m。 古来からイタリアと北東ヨーロッパを繋ぐ重要な峠として利用されている。イタリア側もドイツ語地域(旧オーストリア・ハンガリー帝国領だった南チロル)であるのでドイツ語読みが一般的である。イタリア側には同名の町ブレンネロが有る。 ----- 引用終わり ----- なお、サンブロントンネル及びザンクト・ゴットハルト峠に関する記述はありませんでした。 地図で見ると、サンブロントンネルははっきりと記載されており、マッターホーン山の東側を走っています。 ザンクト・ゴットハルト峠は・・・私の見ている世界地図にはのっていませんでした。 来年は、スイスのジュネーブへ、TGVで行ってみたいものですね。 # by witchmountain | 2008-12-24 18:01
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() これが、最後になるかもしれないCivilization IV BTSのプレイ画面の数々です。 このゲーム、苦難の連続でしたが、最終的にはマップの半分程度まで占領することができました。 まだ、強敵ドイツを征服する必要があります(下手すれば核戦争)が、ロシアと同盟を結んで良好な関係を保っているので、最終的にはおそらく勝てるでしょう。 歴代のCivilizationのゲームをこれまで1~4とプレイしてきましたが、やはり最終的にものを言うのは国力というのがはっきりわかりました。 このゲームに限らず、三国志や戦国時代のような戦略ゲームでは、結局最後にものをいうのは国力です。まあ、その国力を最大限にするためにいろいろ苦労するのがこれらのゲームの醍醐味であるのですが、これまで10年以上プレイしてきてわかったことは、 ゲームに時間をかける割には同じ作業及び同じ結果の繰り返し であるということです。 FFなどのRPG、またはバイオハザードのようなアクションゲームと比べ、どうしても地味な作業の繰り返しであることは否めません。また、ゲームの画面そのものにそれほど変化が生じるわけではないので、退屈さはあります。 まあ、おそらく今度のこのゲームで、この種の「同じ作業の繰り返しで時間のかかるゲーム」は最後にしたいなと思っています。 ・・・ゲームの世界にはまるにはいささか歳をとったということでしょうか・・・・まあたまに気分転換でプレイするのは良いとは思っていますが・・・(笑) 以下、毎日新聞のネットニュースより引用します。 ----- 引用開始 ----- <三菱UFJ>米モルガンに10~20%出資へ9月22日21時51分配信 毎日新聞 三菱UFJフィナンシャル・グループは22日、米証券2位モルガン・スタンレーの普通株10~20%を取得すると発表した。20%を取得した場合、出資額は9000億円台に達し、モルガンの筆頭株主になる見通し。三菱UFJは少なくとも取締役1人をモルガンに派遣する。米金融不安の拡大でモルガンの株価は先週急落し、モルガンは資本増強策を迫られていた。米証券4位のリーマン・ブラザーズの破綻などを引き金とした米金融危機は邦銀も巻き込んだ再編に発展した。 米金融不安が表面化した昨年夏以降、邦銀が米欧金融大手に出資するのは、米証券3位メリルリンチに対するみずほコーポレート銀行、英銀バークレイズに対する三井住友銀行に次ぐ。邦銀は米低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)関連の損失が米欧に比べて少なく、経営体力で比較的余裕を持っている。 米国では証券5位のベア・スターンズが米銀大手のJPモルガン、証券3位のメリルリンチが米銀大手バンク・オブ・アメリカへの身売りを決めている。モルガンは米銀大手のワコビアとの合併交渉に入ったと報じられていた。 ----- 引用終わり ----- 何故この時期に東京三菱UFJ銀行は経常利益の約1年分の巨額出資を行うのか?理解不能です。 バブル崩壊はまだまだ続くというのに。 政治的圧力がかかったのか? 東京三菱UFJ銀行はこんな危険な投資に首を突っ込む余裕があるのなら、預金金利を引き上げて預金者(含自分)に還元しろと言いたい。 以下、引用します。 ----- sankei Netより引用 ----- 米政府7000億ドル不良資産買い取り策発表 (2008.9.21 18:05) 【ワシントン=渡辺浩生】米政府は20日、米金融機関の不良資産を今後2年間に限定して最大7000億ドル(約75兆円)の公的資金で買い取ることを柱とした包括的な金融安定化策の政府案を発表した。金融機関の相次ぐ経営危機で高まる金融システム不安を解消し、米国発の金融危機と一段の景気悪化を阻止するのが狙い。関連法案の策定を急ぎ、26日までの議会可決を目指す。 政府案によると、財務省に7000億ドルの国債発行権限を与えたうえで、今月17日までに組成された住宅ローンや商業不動産ローン関連の金融資産を買い取る。財務長官が連邦準備制度理事会(FRB)議長に諮ったうえで、金融市場安定に必要と判断した資産も購入できる。 期間は法律成立から2年間とし、当初報じられた新機構設立は見送られた。政府が直接買い取り、資産管理を行う。必要な公的資金確保に、連邦政府の債務上限を現行の10兆6000億ドルから11兆3000億ドルに引き上げる。 住宅ローン担保証券(MBS)など住宅関連資産は価値が著しく劣化し、金融機関の財務悪化を通じて深刻な信用不安を招いている。証券大手リーマン・ブラザーズ破綻(はたん)を契機に連鎖破綻の危険も高まり、個別機関への対応だけでは「大恐慌以来最大」の金融危機を克服できないと判断、異例の政府介入に踏み切る。 米メディアによると、米政府は日本や英国、ドイツなど他の主要国にも、同様の不良資産買い取り策の策定を求めているという。 ペロシ下院議長(民主党)は声明で、早急な立法化に協力する姿勢を示すとともに「中低所得者層を守ることも追求する」と述べ、景気刺激策を盛り込む必要性も強調した。 ----- 引用終わり ----- 過去の米国債の発行年間金額のデータをネットで探しても見つかりませんでしたが、このニュースを読んでの疑問点は、 ① 本当に7000億ドル(約70兆円)で金融危機をカバー出来るのか? 米国の年間GDPは13.8兆ドル。7000億ドルはGDP比でかなり小さい。 リ-マンの負債総額だけで6,130億ドル。 こんな金額で大丈夫か? ② そもそもこの7000億ドルの国債を誰が買うのか? 米国のFRB? 莫大な経常赤字を抱えている国の中央銀行が、 不良債権買い取りのためだけにドルを、今以上発行できるのか? ドル暴落の可能性は? 米国以外に買うとすれば、日本?欧州?中国?英国?湾岸諸国? 基軸通貨ドルが今後安くなることは目に見えている。損を覚悟で買うのか? 米国がデフォルトする可能性は本当にないのか?米国が中東の石油を 抑えている限り、世界各国は米国ドルを基軸通貨として使用せざるを得ない が、財政難の米国がいつまで今の軍事力を維持できるのか? 他の国はともかく、日本はこれ以上自国民の富を米国債購入、しかも米国自らが巻いた不良債権処理のためのに米国債の購入へ回して欲しくはない、というのが率直な気持です。 仮に今後も米国債を買い続けたとしても米国景気はしばらく上向かず、ドル安に伴い米国消費者の購買力は急激に落ちるでしょうから、日本にとってのメリットはあまりありません。 いや、それ以前にそろそろこのアメリカというでかくなりすぎた借金ジャバジャバ経済を何とか抑え込まないと債権国日本にとっては大変なことになります。 ここらへんで、日本政府はそろそろNOと言ったらどうでしょうか? またぞろ北朝鮮暴発危機やら中国脅威論等が出てくるかもしれませんが、そんなトリックにはもはや騙されない、という意気込みが必要です。 中国、欧州もみんなこのババ抜きゲームから必死に逃げたがっており、今のままでは日本だけが米国債という大量の紙屑を抱え込むことになりかねません。そうなったら、一体誰がどう責任を取るのでしょうか?日銀?政府? 麻生はその点、小泉とあまり変わりのない米国ポチのような気がします。やはり中川昭一あたりを前面に出すことが必要ではないでしょうか?
今週の米国発の世界株式市場の暴落、これは日本のバブル経済以来、約30年間に渡って続き、日本→米国→世界と膨張を続けた虚数経済の破裂としかいいようのない出来事です。
米国が市場を規制したことにより、NY株価は木・金と大幅反発しましたが、これは来る更なる大暴落への序章に過ぎないのでは、と私は見ています。 いってみれば寄生主の中で増殖を続けた時限爆発型ガン細胞(バブルマネー)が、ついに世界最大の単一経済圏である米国の不動産バブル、及び、米国と連動している世界各国(欧州、中国、ロシア等)のバブルにまで増殖した後、寄生主の生命すら脅かすようなビッグバン破裂を起こした、ということでしょうか? 実態のない虚数バブルマネーは、今回の大暴落の後、別の寄生主を探さない限り、この先行き着く先は消滅でしかありえません。さて、それはどこになるのか? 石油等の商品市場か?ただし、これは今年前半に失敗しました。恐らく商品市場の規模は小さすぎるため、虚数マネーを支えることは今後も無理でしょう。 中国は?米国経済におんぶにだっこの中国経済では、10年後であれば兎も角、今は無理。 ロシア?インド?ASEAN?湾岸諸国?いずれも市場規模が小さすぎて無理。 しかも、中ロ印共に大国です。米国配下のバブル経済化は拒否するでしょう(とは言っても中国は既にバブル化しているようなものですが)。 米国配下の日本はすでにバブルマネーがとりついた後なので無理。もっとも、90年代以降の低金利政策は今から考えれば米国へのささやかな抵抗と見ても良いでしょう。日本でバブルはもはや起こせなくなったのですから。 残るはEU(英国を除く)です。 もはや欧州しか世界経済を支えるだけのバブルを起こせる地域は残っていないはず。 ECBが金利を今後大幅に引き下げるのか、それとも金利を据え置きにして世界経済を崩壊の瀬戸際に追いやるのか・・・? いずれにせよ、米国には最早世界金融帝国を維持する力は残っていません。ロシアや中国が基本的に反米である以上、米国の命運は欧州にかかっています。 もっとも、欧州が米国の世界バブル経済政策に予想以上に関わっているのであれば、今後、欧州もヤバイかもしれません。 欧州も駄目だということになれば、世界経済が崩壊し、世界は再び実数経済になる。 、と格好良く言ってみましたが、そうなれば間違いなく恐慌です。 今後、米国は自国の延命のため、ますます軍事力をちらつかせ、中ロなどを脅し、欧州をおびえさせ、金を吸い上げようとするでしょう。そうするしか、破産経済の米国が今の経済原則で生き残れる道はないはずです。 もっとも実際に米国が中ロと戦争をすることもあり得ません。金融なんてものは戦争で肝心の国が破壊されてしまったら、吸い上げるものも消滅します。 ただし、大国とは関係のない、グルジアとかイランとかで米国が戦争を実際に始める可能性は十二分にあります。 いずれにせよ、今後の世界はヤバい方向に突き進みそうです。平和ボケ日本もそろそろ幕引きが近そうです。 ![]() 福田首相が辞任しました。(ちなみに、この写真は辞任とは全く関係ない場面です。あしからず。) まあ、もともと長続きしないな、とは思っていましたが、安部前首相と同じタイミングで辞めるとは、流石に思いませんでした。 福田首相辞任のニュースを見て、私は約1年前の2007年9月14日に、「自民党の終わり」という投稿で、福田康夫および自民党に関して、次のように言っていたのを思い出しました。 ----- 以下引用 ----- ① 福田康夫は「何かをやってくれる」という期待を抱かせるような男ではない ② 経済政策についてはおそらくかなりの揺り戻し(公共事業減額の棚上げ、国債発行増)があるかもしれないが、そうなれば外国人投資家が日本から逃げ出すため、株式市場は下がる。円は安くなるかもしれないが、景気が悪くなる懸念がある。 ③ 顔が悪い。あんな鼻の下の長い男では風格がない。 ④ 「自分の土俵」がない。強引さがないため、最初は自民党もまとまるでしょうが、だんだん収集がつかなくなる恐れがあります。その時に、官房長官時代のように「はい辞めた」なんて言いかねない。 ④ 結局2世。 ⑤ 拉致問題は?米国が仮に北朝鮮と平和条約を結び、拉致問題を棚上げしようとした時に福田で乗り切れるのか?仮にも小泉政権時代に官房長官を務めていた人物だ。 ⑥ 福田総裁では自民党はジリ貧に追い込まれ、総選挙の趨勢が見えてきた時に自民党が分裂する。 ⑦ どう考えても小沢の敵ではありません。 ----- 引用終わり ----- まあ、テスト答案よろしく、採点してみると・・・ ①について 「何かやってくれそうな期待」は全くなかったですね。 「消費者庁」にしてもギョーザ事件の後追い。 まあ、地道にやるから結果を見てよ、ということだったのでしょうが。 衆参ねじれの影響もあり、身動きが取れなかったことは理解できるものの、国民へのアピール力が全くなかったことは逆の意味で特筆すべきことでしょう。 ②について まあ、株式市場が安くなったのは、福田内閣の期待値がゼロだったからでしょう。 為替は、福田内閣だけではなく、世界情勢(石油、サブプライム、等)も絡むので、一概に福田だけの責任ではないですが、いずれにせよ、期待値ゼロの内閣ではねえ・・・ 公共事業減額の棚上げや国債発行増については、福田が思ったほど手をつけなかったので、意外でした。もっともねじれ国会では、自民党の人気取り政策に野党はすべて反対するでしょうから、仮にそのような方針をアピール力ゼロの福田がやろうとしても、うまく進んだかどうか・・・。逆に言えば、石油や食品等が値上がりを始めて、日本社会に変革の時が迫ってきているこの流れを利用すれば、福田も浮上できたのでしょうが・・・所詮は世間知らずのボンボン2世。 ③について 顔、歪んでいますね。 人間に限らず、動物は左右対称に進化しています。体が歪んでいる動物などいません。そう考えると、福田は元々1億2千万人をしょってたつような人ではなかったということです(まあ、福田と同様に顔が歪んでいる麻生もそう考えると短期間はともかく、長期間はだめでしょうね・・・) ④について 日本は貴族制でも王国でもなく、建前上は一般庶民の人が運営している民主主義選挙国家です。 となると、少なくとも一般庶民の考え方がわかるような人(あるいは、わかるような素振りを見せるペテン師)が首相にならないと務まりません。 安倍や福田は、お坊ちゃま育ちのボンボン2世。政治基盤も、親から譲り受けたという、まさに苦労知らず。 平時にはもてはやされても、今のような激動の時代には実力不足で無理。 残念ながら福田は全く首相の器ではなかった、ということでしょう。 さて、そうなると問題は麻生。この人、実は福田、安倍以上のボンボン3世です。 ただし、弱小派閥故の苦労は嫌というほど味わっています。総裁選への立候補も、これで4回目。 そう、あの小泉とよく似ています。 麻生が首相になった場合、意外に長続きする可能性もあります。(ただし、失言が多く、用心深さでは小泉より遥かに劣るので、5年間は無理でしょう。もったとしてもせいぜい2~3年?) ⑤について 結局、この問題は元に戻ってしまいましたね。 米国も、こと北朝鮮に関しては全く本気でなさそうです。どうにでもなる国、と思っているのでしょう。 拉致家族の被害者の方々にはかわいそうですが、北朝鮮側で金豚さんが死ぬまでは、拉致問題は進展しないでしょう。 もちろん、今後10年以内に彼が病気で死ぬ確率は実際問題かなり高いですが・・・ ⑥について これは、まさに現在進行形の形で進んでいます。 総裁選に軽量級の候補(麻生が横綱、与謝野が大関とすれば、他は実力が伴わない前頭程度)がたくさん出てくること自体、国民からすれば「はあ?とっとと総裁=首相を決めて仕事をしろ!」というところでしょう。はっきり言って、「ずれて」います。 要は代議士も人。選挙に落ちれば人以下。 必死なのでしょうが、その必死さが滑稽に見えるほど。なにをいまさら。 日本の場合、自国以外に、自国領土に軍事基地を依然として保有している、あのアメリカ様の意向も無視できないため、日本の今の政治情勢はアメリカとの戦いでもあるような気がします。 小泉の時は「とにかくアメリカ一筋」だったのですが、今はアメリカもサブプライムでアップアップの状態。何より、今のままアメリカが未来永劫世界を支配し続けることができるとは思えない。そうなると、日本お得意の「曖昧、なあなあ戦術」が炸裂するわけです。 いずれにせよ、自民党は終わります。自分たちの生活がだんだん苦しくなっているのにこんな茶番劇を見せられて喜ぶ国民は流石にいません。 有限な惑星「地球」を貪り続けた結果、現在起こっている燃料高、及びそれに伴う物価高、更にはこれらの悪因に伴い今後起きるであろう地政学的リスクを考えた場合、政権与党が不利であることは1年前から十分予想できました。 では、民主党政権が続くのか?それもあり得ません。元々政権獲得をえさに小沢や鳩山が無理やり何でも万屋状態で作った党です。政権を取るや否や、お互いの政治信条や考え方の食い違いにより、空中分解するでしょう。何より、日本を取り巻く状況は冷戦時代とは違い、はっきり言って厳しくなる一方です。曖昧な合意だけではやっていけないでしょう。 小沢は壊し屋です。肥やし屋ではありません。(← 意味不明ご容赦願います) ⑦について まあ、福田なんぞ、元々ピンチヒッターだったしね(笑)。 にしても、日本の危機はこれからやってきます。 無資源国の日本が、いまや資源強奪状況に突入しつつある世界に対してどのように生き延びていくか・・・単なる一本調子の「神風攻撃」ならぬ、「知性或る強弱政策」が求められます。 今の自民党総裁選の候補の中でこれが出来るのは、麻生だけです。ただし、彼には抑え役のブレーンが必要です。 麻生ー与謝野コンビ。 自民党が生き延びるとすれば、このコンビしか最早ないでしょう。
朝早めに目覚め、早速朝食を取りに下へ向かいました。
朝食は至って普通。 まあ、こんなものでしょうか・・・ さて、出発です。 まずは、前日たどり着いたホテルの前景。 ![]() 前景だけ見ると大したホテルには見えませんが、そもそもそんなに大きなホテルでないことは確かです。 取りあえず、部屋に冷房がついていただけで満足。 さて、今日は実質初日ということで、まずは小手調べ。 最初の目的地であるサンタ・マリア マッジョーレ教会へ徒歩で向かいました。 テルミニ駅の北の広場を横切り、太陽を避けながらてくてく南の方へ・・・ 途中で、ある建物を発見 ![]() オペラ座(Teatro dell’ Opera)とのこと。 まあ、パリのオペラ・ガルニエと比べれば「ヘ」みたいな建物ですが、1880年に建てられたバロック様式の建物で、それなりに歴史があるようです。 さて、ここからトリノ通りをひたすら南の方向へ歩き、ようやくお目当てのサンタ・マリア マッジョーレ教会にたどり着きました。 ![]() パリのノートルダム寺院とはまた違った雰囲気を持つ教会ですね。 サンタ・マリア マッジョーレ教会は、ローマ大聖堂の一つで5世紀に創建されたという、かなり歴史の長い建物です。 現存する日本最古の木造建築である法隆寺の金堂、世界最古の木造建築物でもある五重塔ですら607年建設されましたが、670年に焼失後再建されています。 東大寺に至っては8世紀前半の建物です。 確かに木造建築物は火に弱いとはいえ、これだけの建物が幾度となく修復されているとはいえ、このような形で残っていること自体が驚きです。 そう考えてみるとパリのノートルダム寺院やルーブル美術館でさえ、歴史の長さという点で考えた場合、色褪せて見えます。 さて、中はというと・・・ ![]() 画像が少しぼやけていますが、ご容赦ください。 フランスやドイツの大聖堂と比べて明らかに違うのは教会の土台を支えている柱の多さ及び円柱という形状です。 どちらかというと、簡単な造りであり、逆に歴史を感じさせるような気がします。 お次はこの写真 ![]() 暗くてフラッシュがたけなかったため、あまりうまく撮れませんでした。 まあ、これはごくごく「普通」の風景です・・・(汗) それから、 ![]() ![]() これらは流石に綺麗ですね。 このような大きな大聖堂や教会の側室(とでも言えば良いのでしょうか・・・)の天井にはよくこのような飾りがありますが、ここの飾りはなかなかのもののように思えます。 もっとも、金色という色に騙されているかもしれませんが・・・(汗汗汗) さて、中もそろそろ飽きてきたので再び外へ。 今度は南側から教会を撮影しました。 ![]() ![]() こちらの眺めもなかなか良いです。 表と裏でこんなに雰囲気が変わる教会も珍しいのではないでしょうか? 何か、それにしてもお年寄りの方々が多いですね・・・まあ、若者はこんなところを普段見に来ないか・・・(苦笑) さて、次の向かったのはボルゲーゼ美術館。この美術館は、ボルゲーゼ公園というテルミニ駅からは中途半端に離れている場所にあります。 しかも、ここサンタ・マリア マッジョーレ教会からはかなり遠い・・・。 既にかなり暑くなってきていたのですが、目的地の近くにはメトロの駅もトラムの駅もなく、バスの乗り方やルートもよくわからなかったため、我々夫婦はふうふういいながら炎天下をなるべく避けるように歩いて目的地へ向かいました。 途中でこのような巨大建築物を、とある広場の隅に発見。 ![]() 画像の看板にも書いてありますが、ここは共和国広場(Piazza Della Republica)、そしてそびえたっている茶色の建築物はディオクレディアヌス帝の浴場跡です。 ディオクレディアヌス帝と言えば、あの有名な五賢帝時代の後の皇帝です。 この皇帝は紀元後300年頃に生きていましたが、その頃に建てられた建築物が現代のローマ市の中心部で、さも当然の如く建っているというのは、非常に不思議な気持ちです。 ローマが「遺跡の都市」と呼ばれる理由がようやくわかってきたような気がしました。 ちなみに、次の画像は広場の反対側です。ここにはごくごく「普通」の白い建物がたっています。(もっとも日本に住んでいる日本人の尺度からすれば全く普通には見えないでしょうが・・・)(苦笑) ![]() 実はこのディオクレディアヌス帝の浴場跡を一部利用して、ミケランジョロが設計したサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会があります。これがその教会の看板です。入口の上にあります。ついでの入口付近の像も撮影しておきました。 ![]() ![]() 内部はというと、かなり立派です。 ![]() ![]() ![]() 古代ローマ帝国の代表的な建築物である浴場跡を利用してこんな教会を建てるとは・・・なんという贅沢な造りなのでしょうか・・・ さて、教会を出ると、別の名前の場所に登場しました。 ![]() これが、本来の浴場跡を示している場所です。 大部分は教会に取られているため、あまり「浴場跡」の内部は残っていませんし、説明書きもなんとなくそっけないものでしたが、それでも下の画像のように、なんとなく浴場のような、古い感じの雰囲気を感じることができます。 ![]() そして再び浴場跡を出て、今度は別の通りから撮影。 ![]() ![]() ![]() 更に驚いたことに、今は浴場跡の真ん中を大きな通りが走っているため、切り離された浴場跡の部分がぽつんとこのように残っています。一番最後の写真を見れば良くわかると思います。 ![]() ![]() ![]() いくら後世のキリスト教徒たちが多神教のローマ帝国を忌み嫌ったとはいえ、何もここまでしなくても良いのでは、と思うのですが・・・このような巨大な建築物が当時は邪魔だったのかもしれません。(今であれば流石のイタリア人たちも少しは考え直すとは思いますが・・・) さて、続きは次回に(^^)
2008年の夏休みは、嫁さんと二人でローマ旅行に行ってきました。
ローマと言えば、言わずとしれた「永遠の都ローマ」。かつて、世界の帝国と言われたローマ帝国の首都であり、歴代の皇帝が住んでいた都であり、コロッセウムやフォロ・ロマーノといった世界的に有名な遺跡が数多く残されています。 元々ローマへは前から行ってみたかったのですが、なかなか機会が取れず、ようやく今年の夏に行くことが決まりました。 直前になり、仕事絡みで緊急に出張したため、いささかバタバタした出発となりましたが・・・ さて、初日(2008年8月2日)は少し遅めに家を出て、シャルル・ド・ゴール空港へ向かいました。 行きに乗ったのはAlitaliaの飛行機。 このAlitalia、イタリア唯一の航空会社ではあるのですが、どうも最近は経営危機等、あまり良い噂を聞かなかったので、少し不安を抱きながら乗り込みましたが、中はごくごく普通のAirbus中距離機でした。 パリを出発して約2時間で、無事にローマの国際空港である「フィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港」に到着しました。いかにもという感じの名前ではありますが・・・ 過去にイタリアを旅行した際にこの国にはあまり良いイメージを持っていなく、しかも夜に到着するということで少し不安でしたが、まあ普通の空港でした。空港から市へ行く直通列車のレオナルド・エクスプレスまでの薄暗い通路には少々閉口しましたが。 さて、切符を購入し、レオナルド・エクスプレスにいざ乗車! 内部はこのような感じです。 ![]() ガラガラでした。まあ、夜遅いということもあるのでしょう。 冷房がついていたので、評価度は急上昇。流石に南国イタリアはフランスとは違います。 まあ、それだけ暑いということなのでしょう・・・ ローマ市内に到着後、ホテルまでの夜道を恐る恐る前進。 いくら街中で人通りが多いとはいえ、スリが多いことで有名なローマだったので、警戒しながら進みました。 もっとも、何故か駅前や町の至る所に軍隊がいたので、実際にはそれほど不安を感じませんでしたが・・・ さて、目的のホテルに着いた途端、ひと悶着。 何故か嫁さんのネット予約がホテルに登録されていませんでした。 一回予約した後、同じホテルでもっと安い部屋を見つけたため、最初の予約の取り消した上で新たに予約したのですが、この一連の動きがホテル側へうまく伝われなかったようです。(まあ、ややこしいことをしてしまった我々夫婦にも原因があるのですが・・・) すったもんだしたあげく、すぐ近くにあるこのホテルの姉妹ホテル(しかも4つ星)に切り替えてくれたので、ラッキーと思いつつ、いそいそとそのホテルへ向かいました。まあ、ここイタリアはラテン天国、交渉すればなんとかなるものです。 ホテルに着いたのは結局夜の10時過ぎでしたが、何とか無事に到着したのでまずは一安心。 さあ、気を取り直して明日から頑張るぞ!
7月第一週に、16区の、とある和食レストランへ食べに行ってきました。
レストランとはいうものの、座高の高いスツール椅子が並ぶ、まあバーとレストランの中間のような店です。 ![]() 店が目立たず、バーのような感じだったので、最初は気付かず、通り過ぎてしまいました。 さて、食事はこんな感じです。 ![]() ![]() 見た目はともかく、ネタはなかなか新鮮で、パリの寿司店の中でも美味しい方だと感じました。 ただし、同席してもらった某同伴者の話では、寿司は形が崩れており、日本の寿司店のレベルから見れば若干落ちるとのではないか、とのことです。 まあ、パリで美味しい寿司が食べれるので、良しとしましょう。 他に難点をあげるとすれば、① トイレが店の外にあり、不便 ② 駐車場が近くにないので、車では来づらい、点ですね。 評価:5点満点中4点
7月第2週に、Pont Iena(イエナ橋)の南側にある仏レストラン「Au Bon Accueil」へ食べに行ってきました。
名前は、英語でいえば「Good Welcome(ようこそ!)」というような意味でしょうか?Accueilは「受け入れ」や「もてなし」を意味するフランス語です。 さて、外からの写真です。 ![]() ![]() 2枚目の写真でもわかるように、エッフェル塔が見える場所にあり、ローケーションとしてはなかなか良い場所です。 レストランへは12時過ぎに到着したものの、中を覗き込むや否や店員さんに「あと10分したら空くよ」、と言われ、しばらくレストランの近辺をぶらぶらしていました。 さて、いよいよ10数分後に店の中に入り、窓の脇の席に腰を下ろしました。 まだ他に客がいなかったため、店内をカメラで撮影。 ![]() まあ、なかなかこぎれいな感じです。パリのレストランでも、中より少し上の雰囲気、といった感じでしょうか? 我々が食事を注文して赤ワインを飲みながら待っていると、客が徐々に入ってきました。フランス人のサラリーマン男性が4人、まさにさっきの写真で撮影した丸テーブルに所狭しと座ったときには、「よくもまああんなに顔同士が近い状態で話ができるな・・・」と、感心することしきりでした。流石はフランス人、といったところです。 客は、4人のフランス人以外にも、英語を話す男性2人や、女性を2人伴った老人などが入ってきましたが、どちらかというとスーツ姿の人が多いような印象を受けました。 そして、待つこと10数分、ついに前菜が到着! ![]() 少しわかりにくいと思いますが、真ん中の塊、これ実はまぐろです。 新鮮な生のまぐろをフランスレストランで食べることが出来るとは思っていなかったので、嫁さんと二人でびっくり! 味も美味しく、これまでパリのフランスレストランで食べた前菜での中では間違いなくトップクラスの味! この味であれば、日本からの出張者も喜ぶこと間違いなし!(実際問題、その調査のために今日はこのレストランに来たのですが・・・) そして、お次がメイン(Plat) ![]() まあ、これはまあまあの味でしたでしょうか。ちょっと味が濃かったような気がしますが・・・まあ生粋のフランス料理ということで、OKでしょう。 そして最後がデザート。 ![]() 温かいチョコレートケーキのようなものです。ほど良い甘さで、これはなかなか美味でした。 ちなみに、嫁さんのはこちら。 ![]() 嫁さん曰く、なかなか美味しかったとのことです。 まあ、この店は場所といい雰囲気といい、なかなか良かったのでは?味も、特にあのまぐろの前菜は美味でした。 評価:5点満点中4.5点
我が家が今使っている車は、社用車のプジョー(PEUGEOT)の407SWです。(写真は、とあるHPから拝借しました。一般的な写真です。)
![]() トランク部分が大きく、後部座席と吹き抜けになっているため、場合によっては後部座席を倒すことにより、かなり広い収納スペースを作ることができます。 また、天井の大部分はガラスの上にカバーがついている形になっているため、スイッチをひねるだけでカバーが空き、空の景色を楽しみながら運転することができます。 日本車やドイツ・北欧車よりは、車体や装置が「軽く」、ウィンカー指示器が壊れたり、トランクのロック部分がかみ合わずにオートロックがかからないまま走行したこともありましたが、加速力はまあまあで、多少ディーゼル消費量が多いことを除けば、すこぶる良い車と言っても良いでしょう。 さて、今回、夏の出張時に、初めてこの車を1,000KM以上も乗りまわしました。 内訳は、 ① 仏から蘭 約410KM ② 蘭から独 約210KM ③ 独からルクセンブルグ 約210KM ④ ルクセンブルグから仏 約400KM 合計で、1,230KM という、欧州に来てから最長の距離を車で移動しました。 各場所での滞在中の走行距離を合わせれば、おそらく 1,400 KM 弱 は走ったと思います。 まあ、良くも事故らず、トラブルもなしに走り抜けたと思いますが、仏車の性能も、細かい点はともかく、長期走行には向いているということだということなのかもしれません。 日本車が、ベルギー走行中のあの「でこぼこ状態」の高速道路をダメージなしに走り抜けたかどうか・・・何とも言えないですね・・・(笑)
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