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既にご存知の方々も多いと思いますが、パリでは連日、35度以上の猛暑が続いています。
1年以上前に、邦人の新規赴任者を対象にしたセミナーに出た時に、20年以上すんでいるある日本人会の関係者の方は「パリは10年前までは、夏は暑くなかった」、とおっしゃっていました。 日本でも、私の大学時代のあたり、すなわち1990年代から「冬の東京は殆ど氷点下にならず、夏は暑い」気候が顕著になってきましたが、ほぼ同じ時期にパリも暑くなってきたようです。 ちなみに余談ですが、私は過去に冬の大連、春のアトランタへも出かけたことがありますが、そこでも人々は口々に「最近の暖かさは異常だ。」と言っていました。 もはや、温暖化は既定路線になりつつありますが、この現象に人類は対応できるのでしょうか? 植物や動物の生態系にも急激な影響が及ぶことは間違いないのですが、温暖化というのは暑くなることですから、砂漠面積が増えることはほぼ間違いありません。 一方、高緯度地方の、例えばロシアや北海道、カナダあたりは温暖化の結果、耕作地帯及び人が快適に住める地域が増えるので、要はプラスマイナスのどちらの影響が大きいか、ということになります。 地球は高緯度になればなるほど、円周が短くなり、90度では円周がなくなります。 つまり、赤道に行けば行くほど円周が長くなります。 ということは、高緯度地方へ温帯地域が移動した場合、それだけ北極に近づくことになり、全体の耕地面積は小さくなるような気がします。 食料の減産がこれから始まるような気がします。そうなると、日本にとっては死活問題になるでしょう。 しかし、それ以前に怖いのは水不足です。 水がなくなれば、人間は生きていけませんし、水は人間が生産することができません。 もっとも、淡水化装置を使えば別ですがね・・・ うーん、どうなるんだろうなあ、世界は?
by witchmountain
| 2006-07-20 20:28
| フランスでの生活
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