カテゴリ
以前の記事
2010年 02月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2005年 12月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 フォロー中のブログ
Japan
何で日本って「Japan」なんでしょう?
マルコ・ポーロの責任大。 でも何気にNipponよりも外人にとっては発音しやすいから、良いのかな? ローマ、フィレンツェなどイタリア旅行情報サイト:アーモイタリア ライフログ
Civilization
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
この投稿の日付ではかなり先走っていますが、今日は10月17日の火曜日です。
今日、北朝鮮が2回目の核実験を実施するという兆候が見られるという報道が各ニュースでありました。 北朝鮮は、これまでどちらかというと考えながら行動してきたように見えましたが、ここに来て一気に自らが本当に瀬戸際に追い詰められたような対応を矢継ぎ早に出してきています。 なお、北朝鮮に一番の影響力を与えることができるというもっぱらの噂である中国は、ここにきて、これまでの対北朝鮮柔軟姿勢から、一気に強硬路線へと方針を変えつつあります。 それどころか、これまで中国と同じく北朝鮮に対して緩やかな対応を主張していたロシアでさえも、北朝鮮を完全に見放しつつあります。 今日の米中ロの発言: 中国主席「北朝鮮に国際社会の強烈な反応を知らしめる必要がある!」 ← 今まで擁護していたくせに、ころっと態度が変わる ロシア首相「ロシアに事前通告なし!」 ← 何故か前の発言を平気で覆す 米国のヒル次官補「北朝鮮が2回目の核実験行えば「好戦的な行為」とみなす」 まさか、日米中ロの間で、北朝鮮を潰す暗黙の了解及び裏取引があるのでしょうか? いずれにせよ、北朝鮮はまさに絶体絶命と言って良いでしょう。 なお、あくまで北朝鮮が第二回目の核実験を実施した場合ですが、現時点で北朝鮮が崩壊する場合に一番可能性が高いのが、 ① 日米等による軍事的対応を認める国連決議の採択の提案 ② 臨検をめぐり、北朝鮮軍と中国軍との小競り合いが中朝国境付近で相次いで発生。 ③ 北朝鮮の工作員、韓国及び日本で相次いでテロを仕掛け、犠牲者が出るも、日本では北朝鮮への強硬論がますます高まる一方、韓国においては国論が二つに割れ、国家は機能不全に陥る。 ④ ①の採択前に北朝鮮内部で「自発的な」クーデター、金体制崩壊(裏で中ロが手を引いている。もっとも、中国主体)。 ⑤ 中国軍が、地域安定と称して北朝鮮の北部を占領、北朝鮮は中国の傀儡政権となる。 ⑥ 北朝鮮の保有している核兵器及び核技術の破棄 ⑦ 韓国は、すべてが終わった後でのこのこと中国に対し、同じ民族である韓国人にも北朝鮮の新政権へ参加する権利があるとごり押しで主張するも、中国により一蹴される。日米に助けを求めるも、両国とも核兵器が破棄されたこと歓迎する声明を発表するに留まる。 ⑧ 日米ロは北朝鮮における中国の覇権を認め、一方米軍は韓国への駐留をしばらく延長する(最終的に撤退するかどうかは不明)。米軍が撤退した場合は、韓国も中国の覇権下に入る。 ⑨ 北京五輪が無事開催(←できるかな?) ⑩ 2010年頃、ついに中国内の環境問題・格差問題の高まりにより、各地で内乱が相次ぎ、中国は分裂の危機に陥る。 まあ、こんな予想、あたらないと思いますが・・・ さて、中国の北朝鮮への強硬な姿勢が日本にとってよいことかどうかと聞かれれば私は何とも言えませんが、ではこの動きが韓国にとってよいことかと聞かれれば、間違いなく答えはNOです。 既に大多数の日本人の知っているように、中国には理念とか理想と言うものは存在しません。 米国は、取り合えず民主主義やら平等やらの価値観を持っていますが、中国が持っているのはあくまでもその時その時に自らの戦略を合わせるという実利主義です。 中国は、最早、北朝鮮が自分にとってプラスの存在ではないという判断の下、米国・日本・ロシアの暗黙の了解の元、北朝鮮が仮にこれ以上の核実験を実施し、更に過激な行動に走ろうとするならば、中国内の朝鮮自治区内の朝鮮人をうまく利用して、北朝鮮に侵攻し、金王朝を秘密裏に打倒する可能性があります。 この場合、日本は北朝鮮が中国の支配下におかれようが、それほどの影響はありません。 中国が北朝鮮を支配して日本海に港を持つことにより日本と在日米軍への脅威をもたらすというもっともらしい説もありますが、中国は既に先の安倍首相との日中首脳会談において日本とは当面表立って対立することはしないと世界に宣言しており、日本(及び当然のことながら米国)と当面争うつもりはないことは明白です。 一方、韓国は、同じ民族の北朝鮮が中国に飲み込まれた場合、かなりの衝撃を受けることになります。 しかしながら、韓国の国力及び貧弱な思想では残念ながら中国に対抗することは不可能でしょう。 韓国は、80年代以降、北朝鮮の通常戦力による脅威が薄れてから、どちらかというと反日・反米教育を続け、自らの国の求心力の維持及び対北朝鮮の宥和政策を正当化するために利用してきました。 しかし、そのような姑息な、自らを省みない手法がやがて破綻をもたらすのは、いうまでもないことです。 他人のせいにするのは簡単なことですが、それは逃げているのと同じであり、自己変革力を失わせ、真摯に自らの進むべき方向及び他人からの批判に耳を傾ける精神を失わせます。 まだ、他人の言葉に耳を傾けようとする日本とは全く違うと言っても良いでしょう。 従い、中国が北朝鮮を秘密裏に占領した後、韓国は北朝鮮を中国に人質に取られることになり、今以上に中国に逆らえなくなります。 その時になって韓国が「やっぱり米国及び日本と歩調を合わせておけば良かった」、と思ったとしても後の祭りでしょう。 日本は、中国の影響力が朝鮮半島全体に及ぶことはあまり歓迎できませんが、取り合えず北朝鮮を中国が支配する方が自国の安全は確保できるので、当面は受け入れるでしょう。 米国も、中国の方が(程度の差はあれ)まだ話ができると見ているので、当面は歓迎するでしょう(もちろん、潜在的に中国の支配下におかれる可能性のある韓国へはこれ以上の技術移転・投資は行わないでしょうし、日本にもそのようなことをするなと圧力をかけてくるでしょう。)。 ロシアは、自国民及び自国領土が守られる限りそもそも朝鮮半島にはあまり関心がないので、比較的約束・条約を守る日本との友好関係を深めつつ、ロシアの極東地域へ露骨な人口移動で圧力をかけ続ける中国を引き続き牽制するでしょう。ロシアからすれば、中国の関心が北朝鮮にそれてくれれば、願ったりかなったりです(そういう意味では、最近ロシアが外貨準備の一部を円に変更したことは非常に大きな意味があります。) 韓国が声高に反米、反日を唱えているのは、前の投稿で述べたように、もはや自らが米国及び日本に見捨てられるのではないかという危機感の表れからではないかと想像しています。(要はたとえは悪いですが、無視を続けている飼い主の気を引こうとしてキャンキャン吼えている飼い犬のような存在) そうであるならば、ある意味可愛そうな存在ではありますが、韓国はやり方が卑劣です(例えば、米下院の国際委員会に、日本では既にほとんど嘘であると判明している所謂慰安婦問題の決議をさせるとか、この前安倍首相が韓国を訪問した時にノムヒョン大統領が安倍首相を遮って40分も靖国やら慰安婦やらに関する持論をとうとうと述べたとか) チャングムの誓いではないですが、もう少し誠実に実直に対応していれば、米国・日本の対応もかなり変わったかもしれません。 米国は(自国の利益のためとは言え)朝鮮戦争時に命を張って韓国を防衛しましたし、日本も韓国へ援助を続け、竹島問題での韓国の横暴な振る舞いにも目をつぶってきました。 が、もはや今更韓国の気持ちが豹変しても、遅いといわざるを得ません。 日本は、中国支配下にある北朝鮮があるという前提で、今後の国の方針を決めるべきだと思います。 当然、核武装論も一つの手段です。 アドバルーンをあげるだけで、軍事力を頼みにしている米国及び中国が、一目置くことは間違いないでしょう。 まあ、米国が日米安保条約を履行する限り、不必要なアドバルーンは揚げない方が良いですが。 もっとも、この中川政調会長の発言は、確信犯でしょう、おそらく。 いずれにせよ、韓国は今のままでは完全に蚊帳の外に置かれ、周辺4大国の思惑にまたしても振り回されることになりそうですが、まあこれだけ日本・米国(そして最近は中国)にたてついている限り、はっきり言って自業自得ですね・・・
by witchmountain
| 2006-10-21 02:13
| 北朝鮮
|
ファン申請 |
||