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字数がブログの記事に入らなくなりましたので、続きを下に述べます。
基本方針④: 未来世界の戦略技術の開発及び利用技術の確立 未来世界の戦略技術とは、これから地球で生存するために必要な技術を意味します。 主なものは、環境保全技術、自然エネルギー及び未開発の資源活用技術、宇宙開発技術、食料生産技術です。具体的には、 (A) 環境保全技術 (B) メタルハイドレード採掘・利用技術 (C) 宇宙開発技術 (D) 燃料電池 (E) 発電効率の改良 (F) 太陽電池のエネルギー効率の改良 (H) 淡水化技術 (I) マイクロ波送電技術(宇宙空間の膨大な太陽エネルギーの利用推進) このうちいくつかは既に実用化されていますが、更なる改良が必要となります。 軍事技術は、日本が軍事的な侵略を考えるのでなければ、自国で開発するよりも他国の武器を購入した方が効率が良いでしょう(もっとも全面的な外国依存には賛成できませんが)。 基本方針⑤: 農業及び畜産業の保護 前述したように、世界はこれから資源争奪戦に突入します。経済力を持っているだけではこれから資源を入手することは難しくなります。 政治力を持たず、また、元々清廉潔白の傾向の強い日本人が、世界のずるがしこい連中を相手に争奪戦に誠意だけで勝てるとは思えず、今後中国・インド・ロシア等を相手に敗北していくこ可能性が高いと言わざるを得ません。 もちろん、高いお金を出せばそれでもある程度の食料を囲い込むことは可能でしょうが、食料の絶対数量がこれから減っていく状況下では高いお金を出して買い続けることは難しくなります。 従い、日本がこれから自国民の生存を確保するためには、世界の国がなんと言おうと、ただでさえ衰退している日本の農業を守らなければなりません。 もちろん、保護と同時に効率化を進め、それと同時に過度な経済合理化により農業が衰退することのないような、ある意味矛盾する政策を求められています。 日本の農業は幸か不幸か、担い手は中高年が多いため、これから担い手は確実に少なくなっていきます。この傾向を利用して農家の大規模化を進め、更に一般企業にも△してもらうことにより効率化を進め、少しでもより合理的な価格で食料生産を行うことが、日本の将来にとってはきわめて重要なことになります。 もちろん、日本が農業保護の方針を打ち出した場合、自由主義国の主な国である欧米諸国は反対するでしょう。彼らの言い分は、工業分野で自由貿易体制の恩恵を受けているのに農業だけ保護すると言うのは筋が通らない、というのが彼らの主張です。 しかし、彼らに対して日本は強く主張できることがあります。 それは、次の文言です。 「日本は世界一の食料輸入国である。自国民の生存の根幹要素である食料をこれ以上輸入する義務はない。」 そもそも、一国の生存になくてはならない食糧供給を、自由貿易体制に依存するということは、賢明なこととは全く思えません。 自由貿易体制は確かに最適なものを最適な価格で調達できる仕組みに一応なっていますが、それは供給できる食料がある場合です。 これから異常気象に伴う気象災害、そして、過度な灌漑農業に伴う土地における塩害による農地放棄等で、今世界の食料輸出国の米国・豪州・ブラジルの食料生産は、不安定な増減を繰り返しながら今後減少していきます。 従い、少なくとも日本人が生きていくために最低限必要な基本食料である「米、野菜、魚」については、日本国内である程度自給できるような体制でなければいけないと思います。 本来であれば、うちの嫁さんがいうように、農業はもともと厳しい職業であるので、農業人口の公務員化(ただし、効率化は進めるが、そもそも土に癒着した産業である農業で効率化はある程度しかできない)にでもすれば、安定的な生産が見込めると思うのですが・・・。 基本方針⑥: 単なる低賃金労働のための移民を安易に入れるな。 移民問題について述べる前に、まずは日本文化の世界への広がりについて少し書いてみたいと思います。 海外に住んでみると極めて良くわかることですが、今、海外では日本がブームです。 「日本がブームだなんて、そんなもん一過性だろう。」とか「昔の日本ブームがちょっと復活しただけではないのか?」という声も当然あるとは思いますが、私が見る限り、日本文化ブーム、というよりも、日本に対する好奇心、好意心は日本が現在の立場を維持していく限り、今後当分続くと思います。 日本ブームというのは、大きくわけて、下記の2つに絞られます。 ① 健康食(豆腐、寿司、醤油、等) ② アニメ文化、及び、それに付随するオタク文化等のスタイル ③ 歌舞伎、相撲、浮世絵等の日本の伝統芸能 このうち、確かに③は戦前にブームがあり、また。①は戦後しばらく立ってから世界でブームが起きました。これらは、既に、世界にある程度定着しており、③はブームとしては沈静化しています。 ①は最近欧州でブームとなっており、これまでの米国に加えて今度は欧州でも受け入れ始めています。 そして、これら①③に加え、今に至るまで勢いが衰えない日本文化があります。そう、アニメ文化及びそれに付随するオタク文化等のスタイルです。 もともと日本のアニメはそのストーリー性、描写の細かさ等に定評があり、日本の漫画が世界に輸出されるようになったのは、そう最近のことではありません。 私が小学校時代にカナダに過ごした時にも既に「ガッチャマン」や「宇宙戦艦ヤマト」等が放映されていましたし、90年代に東南アジアへ出張にでかけたら現地のテレビ放送では、「ドラえもん」を放映していました。 しかしながら、私がここフランスに来て驚いたのは、日本の本屋の地下一階の漫画コーナーにたむろしていたのは日本の子供ではなく、フランス人、それに高校生程度の子供が多かったことです。 フランスに限らず、押収では今日本のアニメ文化に対する関心が青少年を中心に非常に強く、昨年はアニメ文化の催しがパリで開催されたことです。 しかも、青少年の興味の対象はアニメのみではなく、バンドやオタク文化といった、日本そのものに広がってきています。 これは、子供の頃に親しんだものは、その子供が大人になってからも大きな影響を及ぼすということではないかと思います。 すなわち、日本の漫画で育った欧米や東南アジア諸国の子供たちが、日本に対し悪いイメージを持つ可能性は、日本が余程今の米国のようなへまをしない限り、ありえないということです。 このように、日本のアニメや文化、更に日本の高品質な製品は日本への良いイメージを植えつけることに大きな役割を果たしているのですが、このような日本の文化は、日本が世界の非常識を実践していることより生み出されていると言えます。 すなわち、中に対しては均一で勤労を尊ぶ文化、信頼性をベースとした商取引、団体で皆で苦労して作り上げる習慣、外に対しては良いものを徹底的に取り入れるという傾向、これらがすべて合わさって今の日本のオリジナリティーを形作ってきたと思います。 さて、ここで移民の問題に戻りますが、少数の、日本の風習や伝統、慣習に気を払う少数の外国人が入ってくることに関しては、良いのではないかと思います。 しかしながら、大量に移民を受け入れることは、ここフランスの例を見るまでもなく、国家としてのidentityを不安定化させ、日本のよさを失わせる可能性が高くなります。 今、日本で悪さをしている中国人や韓国人、ブラジル人のような人たちが増えたら、日本は信頼性社会を保つことができるのでしょうか?無理だと言わざるを得ません。 日本人は、電車に乗っている人のうち10人に1人が移民ということはなかなか想像できないでしょうが、ここフランスではそれがもはや当たり前になっています。 しかもフランスは移民大国と言われますが、その実態はフランス人がやりたがらない低賃金労働を行う人たちの受入のみであり、フランスの国会議員には移民はいませんし、市役所や政府関係の職場にもほとんどいません。つまり、フランスでは移民は生まれながらに差別されており、このことが軋轢や社会の不安定化を誘う原因になっています。 もちろん、フランス側にも言い分があります。移民にはイスラム教徒が圧倒的に多いのですが、彼らがフランスの社会に同化しようとはせずに、イスラム教の慣習やアフリカ民族の「残酷な」しきたりをここフランスで実施しようとしますが、ここはフランスであるのでそのようなことは認められない、というのです。 私はこの主張は正しいと思います。フランスはあくまでフランスなのであって、イスラムではありません。 それと同じように、日本も日本なのであって、中国や韓国ではありません。 移民が増えすぎると言うことは、それだけ日本の国家としてどidentityを失わせ、国家の独自性、すなわち日本の強みを失わせる結果になるのです。 更に言うと、安易に低賃金労働者を受け入れることは日本企業のコスト削減努力への意欲を失わせることにつながり、また、こういった低賃金労働者は実態としてはどうしても高等教育を受けていない人が大きいですから日本の社会や文化を尊重することを(最初はするでしょうが)だんだんしなくなる傾向に陥りやすく、これは日本にとっては決してよいことではありません。 まあ、戦後のアニメ文化の発達は、米国にぬくぬく守られてきた平和ボケ日本のユートピア発想から生まれた側面は否定できませんが、いすれにせよ日本の文化はいまや世界と趣を異にする魅力的な文化であり、これから日本が世界で生き残っていくためには必要な要素のうちの一つとなるでしょう。 私見をまとめますと、以上のようになります。 まあ、こんなことに詳しい人たち及び実際に日本の行く末の検討に携わっている人たちは日本にはごまんといるでしょうから、そういう立場におられる方々には何とか少しでもこれからの日本が良くなる様に頑張っていただきたいものです。 それに、私の意見は多分的に個人的な思いに基づいているので、間違っているかもしれません。その時はあしからず・・・(これは単なる個人の徒然草ブログですので・・・) (終わり)~はあ、疲れた・・・
by witchmountain
| 2007-02-15 02:46
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