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久々に日本の政治ニュースを引用しました。
----- ZAKZAKより引用 ----- 福田大打撃、大阪市長選惨敗…民主“小沢騒動”払拭 新テロ特措法案KO寸前 日米首脳会談後の記者会見で、沈んだ表情を見せる福田首相。大阪市長選でも敗北するなど、周辺には危機感が漂い始めた(AP、クリックで拡大) 福田政権発足後初の大型選挙となった大阪市長選は18日、自公推薦の現職、関淳一氏(72)が民主などが推す元地元アナウンサー、平松邦夫氏(59)に大敗した。福田康夫首相は先の日米首脳会談で、新テロ対策特措法案の早期成立に意欲を示したが、民主党は攻勢を強めており、成立は極めて不透明な情勢となった。福田内閣は、額賀福志郎財務相の防衛疑惑も抱え、KO寸前だ。 市長選から一夜明けた19日午前、町村信孝官房長官は記者会見で、「国政の進展の中で常にいろいろな地方選挙が行われるから、直ちに国政上影響があるとは思っていない」と述べた。 12月15日の臨時国会会期末を前に、予防線を張ったわけだが、与党は大阪市長選を「次期衆院選の前哨戦」と位置づけていただけに、敗北のダメージは計り知れない。守屋武昌前防衛次官と「山田洋行」元専務、宮崎元伸容疑者との癒着疑惑に加え、久間章生元防衛相や額賀財務相が絡んでいたとされる疑惑も自公候補を直撃した。 自民党内からは「民主党は『小沢辞意騒動を払拭できた』と声高に言い、中央政界の動きに絡めてくる。国会で攻勢を強めてくる」(中堅)と警戒する声が出ている。 実際、民主党の鳩山由紀夫幹事長は19日、「国政を象徴する選挙だった。大阪市民が福田政権を認めていない証し」と強気だ。自民党の伊吹文明幹事長が幹事長会談を申し入れたことには、「こういう時に会談をやって、何か意味があるのか」と突っぱねた。 民主党が今後、新テロ特措法案の廃案を目指し、対決色を一層強めるのは必至だ。与党からは、法案が参院に送付されてから60日経過したら否決とみなす「60日規定」を適用し、衆院再議決を行うべきとの声が強まりつつある。 「60日規定」適用には、会期の大幅延長が必要になるが、小沢一郎代表は18日の『報道2001』(フジテレビ系)で、「自民党の(安倍前首相の辞任などの)勝手な事情で2カ月も空費させた。自民党・政府は頭を冷やして出直したらいい」と痛烈だった。 福田首相は17日未明(日本時間)、日米首脳会談後の共同会見で、「法案の早期成立に全力を尽くす」と大見えを切った。だが、市長選敗北で、政府・与党は衆院再議決で“中央突破”するか、いったん廃案にして、来年の通常国会に再提出するか、厳しい判断を迫られる。 市長選敗北を受け、自民党の古賀誠選対委員長は19日、次期衆院選の時期について「任期はあと2年ある。任期満了でもいい」と早期解散を否定。だが、衆院で再議決すれば、民主党は参院に首相問責決議案を提出する可能性は高い。可決されれば国会空転の末、首相は衆院を解散せざるを得ない事態に直面する。 ただ、再議決を行わない限り、法案成立はほぼ不可能。早期解散を避けるため、廃案にすれば、共同会見での発言は“空手形”になりかねない。 首相には北朝鮮問題も暗い影を落としている。共同会見で、首相が米国の北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除の問題に言及しなかったことについて、拉致被害者家族会からは不満が出ている。民主党も首相の弱腰姿勢を追及する構えだ。 『報道2001』が18日、伝えた首都圏の成人500人を対象にした世論調査では、福田内閣の不支持率は48.2%と支持率の45.6%を初めて上回った。支持率が低下すれば、首相は解散しづらくなるが、逆に世論の解散を求める声は強くなる。首相は、この窮地を乗り切れるのか。 ZAKZAK 2007/11/19 ----- 引用終わり --- 福田政権が発足して約2ヶ月がたつわけですが、どうやら自民党のもくろみで誕生した所謂「様子見政権」の行く末は厳しいようですね。 9月14日時点の投稿でで私は当時の福田次期首相について次のように述べました。 (1) 福田にはリーダーシップ、または「何かをやってくれる」という期待や雰囲気を感じることが全く出来ない。 (2) 福田は国民ではなく自民党の政治家連中を見て政治をしている(要は操り人形ということ)。 (3) 自民党にとっては福田は都合が良いかもしれないが、福田では総選挙を戦えない。また、小沢の敵ではない。 (4)経済政策でかなりの揺り戻しがあるのではないか?そうなると景気が悪くなる恐れがあります。 (5)強引さがないため、最初は自民党もまとまるでしょうが、だんだん収集がつかなくなる恐れがあります。その時に、官房長官時代のように「はい辞めた」なんていわれかねません。 (6)顔が悪い (7)拉致問題を乗り切れるのか? まあ、(6)はともかくとして、この2ヶ月福田は何をやっていたのでしょうか? なんだかんだ言って、(1)(2)(3)(5)(7)がボディブローのように効いてきているような気がします。 (4)に関しては、「かなり」の揺り戻しはなかったにせよ、母子家庭の手当て減額の凍結など、「新制度の凍結」の類の「現状維持」政策はあったようですね。 まあ、この(4)に関して、私は最近「多少揺り戻しがあっても今しばらくは社会の安定を重視すべきだ(←フランスのどこかの労働組合が掲げているとんでもないレベルまでの揺り戻し?はごめん被りたいですが)」と思っていますので、評価しています。 ただし、それ以外の政策(?)は評価できません。 要は、(4)にしても「先送り」、「給油法案」にしても「先送り(?)」、何でも先送りがこの政権のとりえのようです。 そもそも私には今国会はすべて「給油法案」を軸に動いているように見えますが、この法案を何故今頃になって自民党も(そして野党も)重視するのでしょうか? 私が思うに、これはやはり米国及び中東を巡る国際情勢が絡んでいると思います。 今の日本は外交レベルでは国としての判断能力を欠いている状況に近いのではないでしょうか? 自民党も民主党も、給油法案騒動でお茶を濁しつつ、要するに米国の出方の「様子見」なのでは? 単なる私の想像ですが、日本は米国から「給油法案成立、在日米軍基地の費用負担」以外に何か要求を受け入れろと言われているのではないかと思います。 可能性は二つ? ① 北朝鮮のテロ指定国家解除を受け入れること ② イラン戦争のために金を出せ そもそも給油法案や在日米軍費用の負担は、日本は今のままでは受け入れざるを得ない状況です。 しかしながら、①と②に関しては、①は国民感情の逆撫でにつながり、②はかつての湾岸戦争の時のように、日本は石油安定供給をネタに米国に恫喝されるということにつながります。 もし①②が本当に要求として出されているのであれば、米国は最終的には②を日本が受け入れればおそらく①は当面要求からはずすでしょう。 しかし、日本が②を受け入れた場合、金がどこから出てくるのか、という財政上の問題に加えて、今度のイラン戦争はイラク戦争とは違い、米国が完勝する可能性は低く、日本が米国に組することは危険な賭けになりかねません。 イラクと違い、イランのバックには中ロの影が見え隠れしています。 ロシアは米国に唯一対抗できるレベルの軍事力があり、一方中国は米国債という米国ドル覇権にとっての命綱を握っています。中ロがイランのバックにつけば、米国ですら容易には動けないでしょう。(実際、プーチンがイランを訪問した後、米国のイラン攻撃論は下火になっています。) しかしながら、米国には金がありません。また、経済もどんどん悪くなっています。従い、時間もありません。 OPECにおいても、もはや半ば公然と、石油取引の主要通貨をドルからユーロへと切り替えるべきだ、と会議で公に議論するようになっています。 仮に石油の取引からドルがはずされれば、ただでさえダブつき気味のドルは、FRBが金利を上げない限り暴落しかねません。そうなれば、今の経済原則では米国経済は限りなくジ・エンドに近くなります。 米国が自ら、かつてのソ連のように平和裏に負けを認めてドルの地位をユーロ(もしくは複数通貨)に譲り渡さない限り、米国は最後の危険な戦争という賭けに出るのではないか、とすら思えてしまいます。 FRBが金利を再度上げれば米国という国家は救われますが、今度は米国の一般国民が苦しみます。共和党が本気で次期政権を狙っているのであればそんな無謀なことは出来ないでしょうが、逆に民主党に恩を売るのであれば原油が100ドルを突破し、ドル安が見過ごせないレベルになってきた時点で金利の再引き上げもありえます。 ただし、選挙の年に借金まみれの一般国民の負担が大きくなる金利引き上げを果たしてやるのか・・・?そう考えると年末までの早い時期にFRBによる緊急利上げもありうるのかもしれませんね。 ほんと、でも正直な気持ちとしては米国経済とかイラン情勢を議論する以前に、「石油ピーク」という根本的な問題があり、結局国際政治の動きも「石油」を巡る動きに収斂しつつあると言えると最近は思い始めています。 なんだか話題がそれましたが、日本の政治は年末まではこんなわけの分からない膠着状態が続くんでしょうね・・・ 福田政権の支持率が下がり続けることは言うまでもありません。 なお、私は福田は総選挙前までに、何らかのきっかけがあれば辞めると見ているので、① 米国による北朝鮮のテロ指定国家の解除 ② 給油法案の強行突破可決 の時の辞任会見もありうるのではないかと思っています(それ以外のタイミングでの辞任理由が見当たらないため。安倍は病気を理由に使ったので、同じ手は流石に使えない。それとも、今更ながら「高齢」を理由にする?ははは・・・) もっとも石油税か揮発油税でも下げれば、人気は戻るでしょうが(^^)
by witchmountain
| 2007-11-19 23:49
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