カテゴリ
以前の記事
2010年 02月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2005年 12月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 フォロー中のブログ
Japan
何で日本って「Japan」なんでしょう?
マルコ・ポーロの責任大。 でも何気にNipponよりも外人にとっては発音しやすいから、良いのかな? ローマ、フィレンツェなどイタリア旅行情報サイト:アーモイタリア ライフログ
Civilization
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
福田首相が辞任しました。(ちなみに、この写真は辞任とは全く関係ない場面です。あしからず。) まあ、もともと長続きしないな、とは思っていましたが、安部前首相と同じタイミングで辞めるとは、流石に思いませんでした。 福田首相辞任のニュースを見て、私は約1年前の2007年9月14日に、「自民党の終わり」という投稿で、福田康夫および自民党に関して、次のように言っていたのを思い出しました。 ----- 以下引用 ----- ① 福田康夫は「何かをやってくれる」という期待を抱かせるような男ではない ② 経済政策についてはおそらくかなりの揺り戻し(公共事業減額の棚上げ、国債発行増)があるかもしれないが、そうなれば外国人投資家が日本から逃げ出すため、株式市場は下がる。円は安くなるかもしれないが、景気が悪くなる懸念がある。 ③ 顔が悪い。あんな鼻の下の長い男では風格がない。 ④ 「自分の土俵」がない。強引さがないため、最初は自民党もまとまるでしょうが、だんだん収集がつかなくなる恐れがあります。その時に、官房長官時代のように「はい辞めた」なんて言いかねない。 ④ 結局2世。 ⑤ 拉致問題は?米国が仮に北朝鮮と平和条約を結び、拉致問題を棚上げしようとした時に福田で乗り切れるのか?仮にも小泉政権時代に官房長官を務めていた人物だ。 ⑥ 福田総裁では自民党はジリ貧に追い込まれ、総選挙の趨勢が見えてきた時に自民党が分裂する。 ⑦ どう考えても小沢の敵ではありません。 ----- 引用終わり ----- まあ、テスト答案よろしく、採点してみると・・・ ①について 「何かやってくれそうな期待」は全くなかったですね。 「消費者庁」にしてもギョーザ事件の後追い。 まあ、地道にやるから結果を見てよ、ということだったのでしょうが。 衆参ねじれの影響もあり、身動きが取れなかったことは理解できるものの、国民へのアピール力が全くなかったことは逆の意味で特筆すべきことでしょう。 ②について まあ、株式市場が安くなったのは、福田内閣の期待値がゼロだったからでしょう。 為替は、福田内閣だけではなく、世界情勢(石油、サブプライム、等)も絡むので、一概に福田だけの責任ではないですが、いずれにせよ、期待値ゼロの内閣ではねえ・・・ 公共事業減額の棚上げや国債発行増については、福田が思ったほど手をつけなかったので、意外でした。もっともねじれ国会では、自民党の人気取り政策に野党はすべて反対するでしょうから、仮にそのような方針をアピール力ゼロの福田がやろうとしても、うまく進んだかどうか・・・。逆に言えば、石油や食品等が値上がりを始めて、日本社会に変革の時が迫ってきているこの流れを利用すれば、福田も浮上できたのでしょうが・・・所詮は世間知らずのボンボン2世。 ③について 顔、歪んでいますね。 人間に限らず、動物は左右対称に進化しています。体が歪んでいる動物などいません。そう考えると、福田は元々1億2千万人をしょってたつような人ではなかったということです(まあ、福田と同様に顔が歪んでいる麻生もそう考えると短期間はともかく、長期間はだめでしょうね・・・) ④について 日本は貴族制でも王国でもなく、建前上は一般庶民の人が運営している民主主義選挙国家です。 となると、少なくとも一般庶民の考え方がわかるような人(あるいは、わかるような素振りを見せるペテン師)が首相にならないと務まりません。 安倍や福田は、お坊ちゃま育ちのボンボン2世。政治基盤も、親から譲り受けたという、まさに苦労知らず。 平時にはもてはやされても、今のような激動の時代には実力不足で無理。 残念ながら福田は全く首相の器ではなかった、ということでしょう。 さて、そうなると問題は麻生。この人、実は福田、安倍以上のボンボン3世です。 ただし、弱小派閥故の苦労は嫌というほど味わっています。総裁選への立候補も、これで4回目。 そう、あの小泉とよく似ています。 麻生が首相になった場合、意外に長続きする可能性もあります。(ただし、失言が多く、用心深さでは小泉より遥かに劣るので、5年間は無理でしょう。もったとしてもせいぜい2~3年?) ⑤について 結局、この問題は元に戻ってしまいましたね。 米国も、こと北朝鮮に関しては全く本気でなさそうです。どうにでもなる国、と思っているのでしょう。 拉致家族の被害者の方々にはかわいそうですが、北朝鮮側で金豚さんが死ぬまでは、拉致問題は進展しないでしょう。 もちろん、今後10年以内に彼が病気で死ぬ確率は実際問題かなり高いですが・・・ ⑥について これは、まさに現在進行形の形で進んでいます。 総裁選に軽量級の候補(麻生が横綱、与謝野が大関とすれば、他は実力が伴わない前頭程度)がたくさん出てくること自体、国民からすれば「はあ?とっとと総裁=首相を決めて仕事をしろ!」というところでしょう。はっきり言って、「ずれて」います。 要は代議士も人。選挙に落ちれば人以下。 必死なのでしょうが、その必死さが滑稽に見えるほど。なにをいまさら。 日本の場合、自国以外に、自国領土に軍事基地を依然として保有している、あのアメリカ様の意向も無視できないため、日本の今の政治情勢はアメリカとの戦いでもあるような気がします。 小泉の時は「とにかくアメリカ一筋」だったのですが、今はアメリカもサブプライムでアップアップの状態。何より、今のままアメリカが未来永劫世界を支配し続けることができるとは思えない。そうなると、日本お得意の「曖昧、なあなあ戦術」が炸裂するわけです。 いずれにせよ、自民党は終わります。自分たちの生活がだんだん苦しくなっているのにこんな茶番劇を見せられて喜ぶ国民は流石にいません。 有限な惑星「地球」を貪り続けた結果、現在起こっている燃料高、及びそれに伴う物価高、更にはこれらの悪因に伴い今後起きるであろう地政学的リスクを考えた場合、政権与党が不利であることは1年前から十分予想できました。 では、民主党政権が続くのか?それもあり得ません。元々政権獲得をえさに小沢や鳩山が無理やり何でも万屋状態で作った党です。政権を取るや否や、お互いの政治信条や考え方の食い違いにより、空中分解するでしょう。何より、日本を取り巻く状況は冷戦時代とは違い、はっきり言って厳しくなる一方です。曖昧な合意だけではやっていけないでしょう。 小沢は壊し屋です。肥やし屋ではありません。(← 意味不明ご容赦願います) ⑦について まあ、福田なんぞ、元々ピンチヒッターだったしね(笑)。 にしても、日本の危機はこれからやってきます。 無資源国の日本が、いまや資源強奪状況に突入しつつある世界に対してどのように生き延びていくか・・・単なる一本調子の「神風攻撃」ならぬ、「知性或る強弱政策」が求められます。 今の自民党総裁選の候補の中でこれが出来るのは、麻生だけです。ただし、彼には抑え役のブレーンが必要です。 麻生ー与謝野コンビ。 自民党が生き延びるとすれば、このコンビしか最早ないでしょう。
by witchmountain
| 2008-09-03 20:31
| 日本
|
ファン申請 |
||