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何で日本って「Japan」なんでしょう?
マルコ・ポーロの責任大。 でも何気にNipponよりも外人にとっては発音しやすいから、良いのかな? ローマ、フィレンツェなどイタリア旅行情報サイト:アーモイタリア ライフログ
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2007年1月1日から今日までの主要通貨同士の価値の変動を 見ると次のようになります。
① ドルはユーロに対して 3% の下落 ② ドルはポンドに対して 2% の下落 ③ ポンドはユーロに対して 2%の下落 ④ ドルと円は値動きなし ⑤ 円はユーロに対して 3%の下落 ⑥ 円はポンドに対して 2%の下落 ユーロにはますます上昇圧力がかかっているようですが、この状況にも関わらず、欧州中央銀行は欧州域内の好景気を睨んでかどうかわかりませんが、ユーロ圏の金利を更にあげようとしています。 フランスは金利引き上げに反対しているようですが、この国は全体の輸出に占める農産物の輸出の割合が多いため、ドイツとは違ってユーロ上昇は大きく輸出に響くのでしょう。 ドイツは日本と同じく加工貿易の製造業が中心なので、原料を安く仕入れることにより、ユーロ高の影響をある程度までは克服することはできますが、フランスはそうはいかないのかもしれません。 それにしても、決してもの凄い好景気ではないという現況下で、欧州中央銀行が更に金利を上げる必要があるのでしょうか? 現にフランスでは異常なインフレはこれまでのところ起きていません(賃借料等にかかる変な法定もどきのインフレ率適用に伴う値上げならありますがねえ・・・石油価格も一時期よりは落ちていますし・・・)。 それとももしかしたら、「中央銀行の独立性」云々以前の、何か政治的な意味合いがあるのか? イギリスは好景気とは言うものの、実態はイギリス外の外資系企業が大部分を占める金融業の活況がその理由で、このせいか、ロンドンの一般的なものやサービスの価格は金融業の高収入を得ている人たちを対象にしているとしか思えないほどの高価格になっている気がしてなりません。 しかも、イギリスの好況は、米英資本主義が作り出した自由資本主義の恩恵をフルに受けたこの「何でもあり」の世界に加えて、アメリカの欧州支店のような役割を果たすことによって成り立っており、製造業は今や殆ど壊滅状態です。アメリカよりも遥かにひどい状態かもしれません。 自由資本主義の総本山のアメリカが倒れたら、イギリスも一心同体のような立場ではないでしょうか? イギリスは万が一に備えて世論を一気にユーロ賛成へ誘導するかもしれませんが、イギリス本国に産業基盤が殆ど残っていない今の状況では、イギリスがアメリカに歯向かうことができるのかどうかわかりません。 結局、イギリスはアメリカと運命を共にするのでしょうか? そういう意味では、ユーロの値動きと同時に、ドルとポンドの間の今後の値動きが気になるところです。 もちろん、円の動きも気になりますが、円とドルの間は不自然なほど完全に動きが止まっています。 円キャリー取引が騒がれていますが、ドルが関与しているのであれば、この場合、円をドルなどの外貨に変える動きになるので、円キャリー取引と逆の動き、すなわち、ドルを円に変える動きも同程度あることになります。 日銀が介入しているとは思えませんが、円キャリー取引は実体経済の貿易を反映していないので、円ードル間が動かないというのは少し不自然です。 ちなみに、円キャリー取引の成立条件としては ① 円安傾向が続く可能性がある(為替差益) ② 日本で金利安が続く(金利差による差益) の二つが、一般的にあげられています。 米国経済の先行きが不透明であり、対ドルに関しては円安が今後も続くとは思えないのですが、円がユーロの買いにこれからますます使用されることは間違いないでしょう。 こう考えると、円キャリー取引が、もしまだ続いている場合、それはドルではなく、ユーロの運用に利用されていると見た方が自然です。 ドルの本元であるアメリカ系国際資本が自国通貨を見限ったということなのでしょうか? まあ、もしかしたら円キャリー取引と同程度の円がハゲタカファンドによって買われ、日本国内の株式投資に利用されているのでしょうか? 何やら少し気になる結論に自分なりに達しました。 まあ、私のようなしがないサラリーマンには真相なんて到底わかりませんがねえ・・・(苦笑) それにしても、ユーロがますますあがるということは・・・ パリ生活がますます苦しくなる???(号泣)
by witchmountain
| 2007-04-21 02:42
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