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日本の諺に 井の中の蛙 と、いう諺があります。 意味は、「外の世界を知らずに、自分が一番優れていると思い込んでいる」、という意味です。 今回の、大統領選挙の決選投票に残ったサルコジ候補及びロワイヤル候補が必ずしも「自分が一番優れていると思い込んでいる」と思いたくはありません。 が、この両候補の政策、及び、今回の大統領選挙の主な争点から外交が全く抜け落ちてしまっていることを考えると、私は個人的に今回の選挙を 井戸の中の争い と、名づけても良いと思います。 さて、4月22日に行われた第一次投票の結果は、次の通りとなりました。 1位:サルコジ(右派) 30.8% 2位:ロワイヤル(左派)25.2% 3位:バイウー(中道) 19.0% 4位:ルペン(極右) 10.8% その他: 14.2% (投票率:85%) 85%というのは凄まじい投票率であり、今回の仏大統領選挙がいかに一般のフランス人の関心を集めたか、ということがわかります。 シラク御大が十数年ぶりに大統領選挙から完全に姿を消すという新鮮さ、及び、EUの経済が上向けど一向に肝心の自分達の暮らしがよくならない不満が、おフランス人達を我先へと投票所へ向かわせたのでしょう。 個人的には、街の中を歩いていてもそれほど盛り上がっているようには見えませんでしたが、確かに日本よりは各候補者の名前がレストランや道端で聞こえていたような気がします。 ちなみに、私の事前予想は次の通りでした。 (私の予想) 1位:サルコジ(右派) 25.0%(対結果- 5.8%) 2位:ルペン(極右) 20.0%(対結果+ 9.2%) 3位:ロワイヤル(左派)19.0%(対結果- 6.2%) 4位:バイウー(中道) 16.0%(対結果- 3.0%) その他: 20.0%(対結果+ 5.8%) うーん・・・ 見事にはずれてしまいましたねえ・・・ まあ、まさか投票率が85%とは予想できなかったので、大きな読み間違いをしてしまいました。 ルペンがもう少し得票すると思ったのですが、サルコジが「移民省」創設などという、右翼がいかにも諸手をあげて喜びそうな政策を打ち出したせいか、今回は伸びませんでした。 (まあ、そもそも78歳のおじいさんに大統領になってもらおうと思う人は少ないと思うのですが・・私だったら投票しませんね。) さて、いよいよサル対女王様の対決となりましたが、この二人は5月2日の21:00より、ついにテレビで対決するそうです。 視聴率は、まちがいなく、70%を超えるでしょう(当然、私も見たいと思っています。) このテレビ対決が、大統領選挙の決選投票に大きな影響を及ぼすのは間違いないところですが、 したたかで挑発的なサルコジに対して、ロワイヤルがどこまで我慢できるか、が大きなポイントとなりそうです。 移民問題と経済問題が引き続き大きな争点になりそうであり、議論が白熱するにつれてお互いの言うことを聞かずに自分の主張のみをがなりたて続ける両候補とその間でおろおろするアナウンサーの姿が今から目に浮かびますが、この種の対決ではサルコジが一枚上手と見たほうが良いでしょう。 ロワイヤルの政策を見る限り、テレビ対決で一発逆転できそうな政策はありませんし、このまま行けば、余程劇的な状況がおきない限り、次期大統領は よっ、猿飛佐助! で、決まりだと思います。 それにしても、ユーロ通貨がこんなに強くなり、EU域内の経済が伸びている現在、EUの中核にいるフランスの大統領候補は自国内の問題のみならず、もう少し外交状況でも発言するべきだと思うのですが、どうも今回の大統領選挙を見る限り、結局「身近な話題」の対決に終始しそうです。 私は、シラク大統領のように、「何でも外交」が良いとは思っていませんが、あんまり言及がなさすぎるのも、どうかと思いますが・・・ サルも女王様も日本には殆ど興味がなさそうですしねえ・・・個人的には法人税や住宅税等の税金及び物価が上がりさえしなければ、正直どうでも良いという気持ちです。
by witchmountain
| 2007-04-25 20:55
| フランスでの生活
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